真田広之

映画評

映画評『47RONIN』キアヌ・リーブス、久しぶりのアクション出演となった、「忠臣蔵」を新解釈で描くファンタジー・アドベンチャー超大作!

忠臣蔵をモチーフに、キアヌ・リーブスが四十七士の架空のひとりとして参加するという、新解釈で描かれるファンタジー・アドベンチャー超大作。
映画評

映画評『ラスト サムライ』明治維新直後、西洋式軍隊の教官となるが、侍とふれあい、武士道精神に開眼していくアメリカ人を描く時代劇大作!

明治維新直後の日本が舞台の時代劇大作。 近代化を進めるため、武士の存在を否定し、根絶を目指していた明治政府は、南北戦争の英雄だった元軍人のオールグレンを西洋式の軍隊の教官として雇う。 オールグレンは戦闘中に武士の一団によって捕らわれるが、侍の長・勝元たちとふれあい、誇り高い武士道の精神に心を動かされる。 そして勝元たち最後のサムライと明治政府軍のあいだに最後の決戦が迫る・・・。
映画評

映画評『助太刀屋助六』名匠岡本喜八監督による人情味あふれる痛快娯楽時代劇

他人の仇討の助太刀をなりわいとする男が、生き別れの父の死に遭遇し、初めて自分のために仇討ちに挑む姿を描く、岡本喜八監督の遺作となった痛快娯楽時代劇。 個性あふれる演出で知られる岡本喜八が、名俳優たちに何の躊躇もなくドタバタ演じさせるのだが、そのなかでもやはり主役の真田広之がよく動く。
映画評

映画評『伊賀忍法帖』山田風太郎のバイオレンス&エロスの忍者映画

山田風太郎のバイオレンス&エロスの忍法帖シリーズを角川が映画化。ジャパン・アクション・クラブ(JAC)と千葉真一の体を張ったアクションが大迫力の忍者映画だ。人の首がはねられて血が噴き出したり、女性の裸体ををしっかり見せたりしているが、当時は今みたいな年齢制限がなかったので小学生でもドキドキしながら見ることができた。けっこうおおらかな時代だったものである。