映画評 映画評『御法度』幕末の京都を舞台に新選組に入隊した美青年をめぐって巻き起こる騒動を、鬼才・大島渚監督が独特の映像美でミステリアスに描いた異色の時代劇! 司馬遼太郎の短編を鬼才・大島渚監督が映画化した異色の時代劇。 主演は本作がデビュー作となる松田龍平で、これが高く評価され、この年の新人賞を総ナメにしている。 共演にビートたけし、浅野忠信、田口トモロヲなど、そうそうたるメンツが顔をそろえている。 2021.12.20 映画評
映画評 映画評『花のあと』男勝りの剣の腕を持つ武士の娘が、密かに恋い慕う剣士が陰謀にはまり自決したことを知り、敵討ちに立ち上がる姿を描く、北川景子主演の時代劇 『たそがれ清兵衛』や『蝉しぐれ』など名作時代劇で知られる藤沢周平の同名短編小説を、本作が時代劇初挑戦となる北川景子の初主演で映画化。 2021.10.25 映画評
映画評 映画評『壬生義士伝』新撰組で最も強かった男・吉村貫一郎。守銭奴と呼ばれてもつらぬきたい志と、身は修羅と化しても守りたい愛が彼にはあった。 浅田次郎の同名小説を『おくりびと』の滝田洋二郎監督が手掛けた時代劇大作。 幕末の世に、壬生の狼と恐れられた新撰組の隊士・吉村貫一郎の波乱の生涯を、悲痛なまでの家族愛と共に描く。 2021.05.19 映画評
映画評 映画評『47RONIN』キアヌ・リーブス、久しぶりのアクション出演となった、「忠臣蔵」を新解釈で描くファンタジー・アドベンチャー超大作! 忠臣蔵をモチーフに、キアヌ・リーブスが四十七士の架空のひとりとして参加するという、新解釈で描かれるファンタジー・アドベンチャー超大作。 2021.05.10 映画評
映画評 映画評『武士の家計簿』加賀藩御算用者である下級武士・猪山直之は家業の算盤の腕を磨き出世するが、親戚づきあい、養育費、冠婚葬祭と、武家の習慣で家計は火の車だった・・・ 歴史学者でテレビでもおなじみの磯田道史先生が、古書店で入手した猪山家の約37年間に及ぶ入払帳や書簡をもとに、幕末下級武士の家庭の日常生活や武士階層の風習を分析し記したノンフィクションを原作に、脚色し映画化したもの。 2021.04.14 映画評
映画評 映画評『ラスト サムライ』明治維新直後、西洋式軍隊の教官となるが、侍とふれあい、武士道精神に開眼していくアメリカ人を描く時代劇大作! 明治維新直後の日本が舞台の時代劇大作。 近代化を進めるため、武士の存在を否定し、根絶を目指していた明治政府は、南北戦争の英雄だった元軍人のオールグレンを西洋式の軍隊の教官として雇う。 オールグレンは戦闘中に武士の一団によって捕らわれるが、侍の長・勝元たちとふれあい、誇り高い武士道の精神に心を動かされる。 そして勝元たち最後のサムライと明治政府軍のあいだに最後の決戦が迫る・・・。 2020.12.31 映画評
映画評 映画評『桜田門外ノ変』吉村昭の同名小説をもとに、幕末の大老・井伊直弼襲撃事件の前後の顛末を水戸藩側の視点から丁寧に描き出した作品 日本の歴史の大きな転換点となった大老・井伊直弼襲撃事件へと至る経過とその後の顛末を、襲撃者側である水戸藩士たちの視点から丁寧に描き出した作品。 吉村昭の同名小説が原作。 2020.12.20 映画評
映画評 映画評『助太刀屋助六』名匠岡本喜八監督による人情味あふれる痛快娯楽時代劇 他人の仇討の助太刀をなりわいとする男が、生き別れの父の死に遭遇し、初めて自分のために仇討ちに挑む姿を描く、岡本喜八監督の遺作となった痛快娯楽時代劇。 個性あふれる演出で知られる岡本喜八が、名俳優たちに何の躊躇もなくドタバタ演じさせるのだが、そのなかでもやはり主役の真田広之がよく動く。 2020.09.30 映画評
映画評 映画評『丹下左膳 百万両の壺』隻眼隻腕のヒーローを豊川悦司がクールに演じる時代劇ホームコメディ 昭和10年の『丹下左膳余話 百萬両の壺』という山中貞夫監督、大河内傅次郎主演の傑作娯楽時代劇映画のリメイクが本作『丹下左膳 百万両の壺』だ。 2020.08.11 映画評
映画評 映画評『どら平太』晩年でも切れ味鋭い市川崑監督の映像美! 市川崑監督は2008年に亡くなるまで、多彩な作品を撮り続けた。『どら平太』もその中の一本だ。晩年とは言え独特の構図、セリフをセリフにかぶせる会話の演出、カット割り、スローモーションを巧みに織り込むなどいわゆる市川崑ならではのフィルムづくりは健在。 2020.07.07 映画評