『ゾンビランド』
2009年アメリカ
原題:Zombieland
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:レット・リース
ポール・ワーニック
音楽:デヴィッド・サーディ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ
ウディ・ハレルソン
エマ・ストーン
アビゲイル・ブレスリン
『ゾンビランド』イントロダクション
感染するとゾンビになってしまう謎の新型ウイルスがパンデミックを起こし、全世界はゾンビだらけの終末世界になってしまった。
数カ月で地球は人食いゾンビで埋め尽くされ、人類はほぼ全滅。
アメリカももちろん例外ではなく、「ゾンビランド」と化していた。
テキサス州ガーランドの大学生コロンバスは、臆病者で胃腸が弱く、ひきこもりでネットゲームオタク。
だがそのコロンバスは独自の「ゾンビの世界で生き残るための32のルール」を作り、それを実施することでこの「孫美ランド」で生き延びていた。
コロンバスは故郷で両親の住むオハイオ州コロンバスへ向かう旅の途中、屈強な腕力と抜群の射撃テクニックで「ゾンビランド」を生き延びてきたワイルドな男タラハシーと出会い、彼の車に同乗させてもらう。
タラハシーが大好物のお菓子トゥインキーを探しに廃墟と化した大型スーパーを探している中で、コロンバスとタラハシーはウィチタとリトル・ロックと名乗る姉妹と出会った。
リトル・ロックはまだ発症していないが、ゾンビにかまれウイルスに感染してしまったという。
同情するコロンバスとタラハシー。
ゾンビになる前に死を望むリトル・ロック。
コロンバスは少女を撃てない。
タラハシーが代わりに銃を構えると、ウィチタが悲痛な面持ちで「私がやる」という。
ウィチタの心痛を察するタラハシーがショットガンをウィチタに渡すと、ウィチタは銃口をタラハシーに向けた。
リトル・ロックの表情も一変する。
二人はプロの詐欺師であった。
姉妹はコロンバスとタラハシーから武器と車を奪い、二人をスーパーに置き去りにして、走り去ってしまった・・・。
32のルールで終末世界を生き延びろ!『ゾンビランド』
ゾンビによる終末世界を生き抜く主人公たちの新世紀ゾンビ・コメディ・ロードムービー。
独自に決めた32のルールを守ることにより、主人公はゾンビだらけの世界をギリギリで生き抜いていく。
その32のルールとは以下の通りだ。
ルール1、有酸素運動
ルール2、二度撃ちして止めを刺せ
ルール3、トイレに用心
ルール4、シートベルトをしろ
ルール5、ゾンビを発見したらまず逃げろ
ルール6、フライパンでぶっ叩け
ルール7、旅行は身軽であれ
ルール8、クソったれな相棒を見つけろ
ルール9、家族・友人でも容赦しない
ルール10、素早く振り向け
ルール11、静かに行動すべし
ルール12、バウンティ・ペーパータオルは必需品
ルール13、異性の誘惑には注意
ルール14、ショッピングモールは補給基地
ルール15、ボウリングの球をぶん投げろ
ルール16、人の集まる場所は避けろ
ルール17、英雄になるな
ルール18、準備体操を怠るな
ルール19、葬儀・埋葬の必要はない
ルール20、人を見たらゾンビと思え
ルール21、ストリップクラブは避けろ
ルール22、逃げ道を確保しろ
ルール23、金品よりも食料確保
ルール24、生き残るためには犯罪も
ルール25、火の用心
ルール26、肌の露出は最小限に
ルール27、就寝前には安全確認
ルール28、食事と風呂は短時間で
ルール29、二人組で行動しろ
ルール30、予備の武器を持て
ルール31、後部座席を確認しろ
ルール32、小さいことを楽しめ
これらは無駄なギミックではなく、作品中でも要所要所でたびたび引用される重要な要素になっている。
視聴者は覚えなくても、その時になればちゃんと画面に表示してくれるから気楽に楽しもう。
物語にはコロンバス、タラハシー、ウィチタとリトルロックのほかにも、ビル・マーレイが本人役で出演する。
ビル・マーレイといえば『ゴーストバスターズ』(1984年)のピーター・ベンクマン博士で有名・・・だったが、もう古いか?
コメント