映画評『ワールド・ウォーZ』人間を凶暴化する謎のウイルスが爆発的に大流行する世界!迫りくる脅威から最愛の妻子を守るための奔走が始まる!

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『ワールド・ウォーZ』
2013年アメリカ
原題:World War Z
監督:マーク・フォスター
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
   ドリュー・ゴダード
   デイモン・リンデロフ
原案:マシュー・マイケル・カーナハン
   J・マイケル・ストラジンスキー
原作:マックス・ブルックス
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:ブラッド・ピット
   ミレイユ・イーノス
   ダニエラ・ケルテス
   ジェームズ・バッジ・デール
   ルディ・ボーケン
   マシュー・フォックス
   ファナ・モコエナ
   デヴィッド・モース
   エリス・ガベル
   ピーター・キャパルディ
   ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
   ルース・ネッガ
   モーリッツ・ブライプトロイ
   スターリング・ジェリンズ
   アビゲイル・ハーグローヴ
   ファブリツィオ・ザカリー・グイド

『ワールド・ウォーZ』イントロダクション

フィラデルフィア。

元国連職員のジェリー・レイン(ブラッド・ピット)は、妻カリン(ミレイユ・イーノス)、長女レイチェル(アビゲイル・ハーグローヴ)、次女コニー(スターリング・ジェリンズ)の4人で静かに、小さな幸せのなかで暮らしていた。

だが世界各地では、謎の現象が発生し、それがニュースで報道されている。

鳥インフルエンザ、イルカのの大量死、二酸化炭素の増加など、さまざまだ。

そのうちの一つに、WHO(世界保健機関)による警鐘があった。

ある奇妙なウイルスにより、異常な行動をとる人々が急増しており、パンデミック警戒レベルを6に引き上げたという。

このウイルスによる感染者は、イギリスではすでに1万5千人にも及んだ。

あるひジェリーは、登校・出勤する妻子を乗せて車で家を出るが、大渋滞に巻き込まれる。

渋滞の原因はわからず、上空にはヘリが3機も飛び交い、ただならぬ事態の予感がうかがえた。

白バイが猛スピードでジェリーたちの乗る自動車の脇を走り去り、サイドミラーを弾き飛ばす。

白バイは止まりもしない。

唖然とするジェリーは車外にでる。

と、突然、前方で大爆発が起きた。

後方から来た別の白バイが、「車の外に出るな!」とジェリーに警告するが、つぎの瞬間、白バイは暴走したトレーラーに轢かれてしまう。

暴走するトレーラーは次々に通りの車に乗り上げ、押し分け、なぎ倒していく。

そのトレーラーは、別のトラックに衝突してようやくその進攻を止める。

あたりは逃げ惑う人々であふれかえった。

ジェリーが気づくと、車のフロントガラスに頭突きをくり返す女がいる。

さらにその女にかみつかれた男が、12秒で凶暴化した。

あちこちで火の手が上がり始める。

ジェリーたち一家も車を捨てて逃亡する。

そんななか、長女レイチェルが喘息の発作を起こしてしまった。

ジェリーは喘息の薬を手に入れようと、薬局に向かうが、途中、国連時代の仲間である国連事務次長ティエリー(ファナ・モコエナ)から携帯電話がかかってくる。

ティエリーはマンハッタン上空をヘリで飛んでおり、ボストンが壊滅状態におちいったとジェリーに告げる。

そして、現場に復帰し、状況収拾のため手を貸すよう言われるが・・・。

人間を凶暴化する謎のウイルスが爆発的に大流行する世界!迫りくる脅威から最愛の妻子を守るための奔走が始まる!『ワールド・ウォーZ』

本作は強い感染力を持つウイルスにより人間が凶暴化する世界を描いたアクション・スリラー・パニック作品だが、端的にゾンビ映画の眷属である。

ゾンビだらけになってしまった世界で、最愛の妻子を守るために主人公が奔走する。

なぜか日本ではゾンビ映画であることは前面に出されていない。

この映画でのゾンビは、猛突進してくるような、動きの速いタイプのゾンビがたくさん出てくる。

しかも大量に、いちどに走って追いかけてくるので、まるでゲームの『バイオハザード』のようなドキドキ感。

主人公のジェリーの行動原理も明快でアメリカ的で「家族のため」。

前半~中盤の圧倒的に迫りくるゾンビの恐怖と、後半のワクチンを手に入れるための緊迫のサスペンス。

スピーディな展開で目を離すことができないよくできたパニック・ムービーだ。

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