映画評『ヴェノム』マーベル・ヒーロー、スパイダーマンの敵役だった異色のヒーローが最も残虐な悪として再誕!世界最大ヒットのダーク・ヒーロー・アクション・ムービー!

カチンコ 映画評
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『ヴェノム』
2018年アメリカ
原題:Venom
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:スコット・ローゼンバーグ
   ジェフ・ピンクナー
   ケリー・マーセル
   ウィル・ビール
原作:デイヴィッド・ミッチェリニー
   トッド・マクファーレン『ヴェノム』
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
出演:トム・ハーディ
   ミシェル・ウィリアムズ
   リズ・アーメッド
   スコット・ヘイズ
   リード・スコット
   ジェニー・スレイト
   メローラ・ウォルターズ
   ペギー・ルー
   ウディ・ハレルソン

『ヴェノム』イントロダクション

宇宙から有人探査機が地球に帰還しようとしている。

だが、原因不明の故障から探査機はマレーシアの密林地帯に墜落してしまう。

この探査機のオーナーであるライフ財団のCFOカールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)は、この地球が環境破壊によりいずれ人類が住めなくなってしまうと信じており、地球のほかに居住可能な惑星探しのために宇宙に探査機をとばしていたのだ。

その探査機が、宇宙で奇妙なサンプルを採取、墜落した探査機は、このサンプルを移送中だった。

そのサンプルは、絶大なパワーを秘めた謎の地球外生命体。

墜落した探査機から逃げ出したこの地球外攻め遺体は、人体に寄生をくり返しながらライフ財団本社のあるアメリカ合衆国・サンフランシスコへと向かっていた。

そのサンフランシスコでは、人気ジャーナリストの青年エディ・ブロック(トム・ハーディ)がライフ財団の取材を行っていた。

ある日エディは、弁護士で恋人のアン(ミシェル・ウィリアムズ)のパソコンのデータを盗み見てしまう。

その内容は、ライフ財団が人体実験で死者を出しているというものだった。

事の真相を突き止めるため、エディはドレイクを直撃取材する。

ドレイクは最初はいい顔をしていたが、エディの持つ情報を突き付けられると態度を硬化させ、取材を中断、退席してしまう。

エディが所属する報道メディアにも顔がきくドレイクが裏で手を廻して、エディは会社をクビになってしまう。

くわえて、エディが出した情報のせいでアンまで会社をクビになり、エディとアンは破局をむかえてしまう。

自暴自棄になってしまうエディだったが、情報は嘘ではない。

ライフ財団は秘密裏に三体の地球外生命体“シンビオート”を回収しており、その力を利用するため、ホームレスを連れ去っては人体実験を繰り返し、何人もの死者を出していた。

この非人道的な実験にうしろめたさを感じていたライフ財団の科学者ドーラ(ジェニー・スレイト)は、密かにエディに接触、真実を報道してほしい、と頼んだ。

一度は断るものの正義感に駆られたエディは、ドーラに手を貸すことを決意、さっそく研究所に忍び込む。

そこで捕らわれていたホームレスを見つけ、助け出そうとした時、エディは目の前のシンビオートに襲い掛かられ、寄生されてしまう・・・。

マーベル・ヒーロー、スパイダーマンの敵役だった異色のヒーローが最も残虐な悪として再誕!世界最大ヒットのダーク・ヒーロー・アクション・ムービー!『ヴェノム』

1988年にスパイダーマンの敵役として生まれた異色のヒーロー、ヴェノム。

その強烈な個性と強さに、またたくまに人気キャラクターとなり、スパイダーマンの最大の敵にしてマーベルのなかでも最強最悪の敵役のひとりとなる。

そのヴェノムを、独立した物語で描く。

監督は『ゾンビランド』のルーベン・フライシャー。

主役を務めるのは『ダークナイト ライジング』(2012年)や『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015年)でその演技力は折り紙付きのトム・ハーディ。

CGで描かれるヴェノムを筆頭に、迫力満点のアクションシーンの連続で満足の娯楽作品。


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