映画評『トレマーズ』総人口14人の田舎町を襲った悪夢!地底をうごめき人を食らう謎の巨大生物に、クセ強すぎな住民たちが総力戦で立ち向かうカルト人気モンスター・ムービー!

砂漠 映画評
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『トレマーズ』
1990年アメリカ
原題:Tremors
監督:ロン・アンダーウッド
脚本:ブレント・マドック
   S・S・ウィルソン
音楽:アーネスト・トロースト
   ロバート・フォーク
出演:ケヴィン・ベーコン
   フレッド・ウォード
   フィン・カーター
   マイケル・グロス
   リーバ・マッキンタイア
   ボビー・ジャコビイ
   シャーロット・スチュワート
   トニー・ジェナロ
   アリアナ・リチャーズ
   リチャード・マーカス
   ヴィクター・ウォン
   サンシャイン・パーカー
   マイケル・ダン・ワーグナー
   コンラッド・バックマン
   ビビ・ベシュ
   ジョン・グッドウィン
   ジョン・パパス

『トレマーズ』イントロダクション

ネバダ州の田舎町パーフェクション。

ここで便利屋を営むバレンタイン・マッキーことバル(ケヴィン・ベーコン)とアール・バセット(フレッド・ウォード)は、貧乏生活にほとほと嫌気がさしていた。

なにせこの町にはろくな仕事がない。

今も二人は荒野で鉄柵を治す仕事をしていた。

町の人口が総勢14人とあってはしょうががないことではあったが。

そこで二人は隣町のビクスビーに移住しようと考える。

おなじ町のロンダ(フィン・カーター)は大学院生で、地震学を専攻している。

ロンダの設置した地震計が、妙な振動を記録する。

それは通常の地震とは異なるものだった。

さてバルとアールはビクスビーに軽トラックで向かう途中、鉄塔の上で死んでいる町民エドガー(サンシャイン・パーカー)を発見する。

遺体を町に運んだ二人は再びビクスビーに向かうが、今度は羊飼いのフレッド老人(マイケル・ダン・ワーグナー)の遺体と、彼の羊たちが食い殺された死体を発見する。

さすがに異変を感じたバルとアールは町民たちに危険を知らせにパーフェクションに戻り、ビクスビーに助けを求めに向かうことにする。

だが、ビクスビーへの一本道は、土砂崩れでふさがってしまっていた。

しょうがなくパーフェクションに戻るバルとアールだったが、二人の乗った車のタイヤに、何らかの生物の触手が絡みついているのを見つける。

夜になり、町医者の老夫婦は、電気が切れていることがわかる。

発電機を調べに行くと、納屋にはちぎれたコード類だけが残されていた。

驚く間もなく、地中から吐き出される発電機。

つぎの瞬間には、夫が地面に引きずり込まれる。

妻は車の中に逃げ込むが、車ごと地面に引きずり込まれた。

まちがいなく、地中には何かしらの怪物が潜んでいるのだ・・・。


総人口14人の田舎町を襲った悪夢!地底をうごめき人を食らう謎の巨大生物に、クセ強すぎな住民たちが総力戦で立ち向かうカルト人気モンスター・ムービー!『トレマーズ』

この映画のタイトルの意味は「振動」。

そう、ゆれること。

舞台は住民の数がたった14人という、ネバダ州の寂れた町、パーフェクション。

その町を、地底を掘り進み、音を頼りに人を襲う、謎の巨大生物(グラボイド)が襲う。

と、ここまで聞くと、「なんだ、ただの怪獣映画か」と思うかもしれないが、この映画は一味違う。

マイペースな主人公たちや、クセのある住人のキャラクターなど、なんか脱力感が味わえる映画だ。

主演は『フットルース』でスターとなったケビン・ベーコン。

そして『レモ/第1の挑戦』のフレッド・ウォード。

ウォードにとって、この映画が第2の挑戦となったのだろうか?

さて、この『トレマーズ』、公開時の興行収入は振るわなかったが、ビデオとなって大人気となり、数々のシリーズ化もされてきた。

そして現在は、なんとテレビシリーズが作られているという噂がある。

まさにB級映画の傑作と言える。


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