映画評『アンタッチャブル』暗黒街の帝王アル・カポネ摘発に命を賭けた男たち!ケビン・コスナー、ショーン・コネリー他名優陣達が火花を散らす不朽のサスペンス巨編!

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『アンタッチャブル』
1987年アメリカ
原題:The Untouchables
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:デヴィッド・マメット
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ケビン・コスナー
   ショーン・コネリー
   ロバート・デ・ニーロ
   アンディ・ガルシア
   チャールズ・マーティン・スミス
   ビリー・ドラゴ
   リチャード・ブラッドフォード
   ジャック・キーホー
   ブラッド・サリヴァン
   パトリシア・クラークソン
   クリフトン・ジェームズ

『アンタッチャブル』イントロダクション

1930年。

禁酒法によってシカゴの街は戦場と化していた。

10億ドルともいわれる密造酒産業の支配権をめぐり、ギャング同士の抗争がエスカレート。

手りゅう弾や銃弾が飛び交い、血で血を洗う死闘が繰り広げられていた。

それはまさに、暗黒街の帝王と呼ばれたアル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)の時代だったのである。

アル・カポネは密造酒のほかにもさまざまな犯罪に手を伸ばし、莫大な利益を上げる一方、その歯に衣着せぬ物言いから、政府に不満を抱く市民からも支持を得ているような状態だった。

あるとき、酒屋の爆破事件に幼い少女が巻き込まれた。

重く見た政府は、財務官であるエリオット・ネス(ケビン・コスナー)をシカゴに派遣し、取り締まりを強化しようとする。

エリオットは自信に満ちており、自らの手でカポネを摘発すると新聞記者に息巻いてみせる。

早々に警官たちを率いて、密造酒取引の現場を押さえ手柄を立てようとするが、あらかじめギャングに買収されていた警官が事前情報を漏らしていたため、これは失敗に終わった。

このことを新聞に書きたてられ、意気消沈するエリオット。

その帰り道、やけになりながらゴミを川に投げ込むエリオットを、ひとりの初老の警官が注意する。

その警官ジム・マローン(ショーン・コネリー)に、エリオットは「警官の仕事は手柄を立てることではなく、無事に生きて家に帰ることだ」と諭される。

マローンを見込んだエリオットは、アル・カポネ逮捕の決意をに表明し、信頼できる少数の仲間とチームを編成するために協力してほしいと頼むが、この街でのカポネの支配力を知るマローンは、一時は断る。

だが翌日、意を決したマローンはエリオットの手を握る。

おなじころ、経理担当のオスカー・ウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)もエリオットの後を追うように派遣されてくる。

またエリオットはマローンと共に凄腕の銃使いの警官ジョージ・ストーン(アンディ・ガルシア)も仲間に入れる。

こうして4人は「アンタッチャブルズ」として戦いを開始するのだった・・・。

暗黒街の帝王アル・カポネ摘発に命を賭けた男たち!ケビン・コスナー、ショーン・コネリー他名優陣達が火花を散らす不朽のサスペンス巨編!『アンタッチャブル』

舞台は、禁酒法時代のアメリカはシカゴ。

ギャングの帝王と呼ばれたアル・カポネと戦った財務省特別捜査官エリオット・ネスの自伝をもとにした物語。

暴力や賄賂にけっして屈しないアンタッチャブルな男たちを描いた。

主役のエリオット・ネスには、ケビン・コスナー。

この作品を足掛かりに、トップスターへ上り詰めた。

カポネ役はロバート・デ・ニーロ。

監督は『キャリー』の鬼才ブライアン・デ・パルマ。

名作『戦艦ポチョムキン』をオマージュした駅での銃撃戦や、円卓のカポネなど、映画史に残る名シーンを演出した。

最後に、エリオット・ネスを父親のように導く老警官マローン役に、2020年に亡くなったショーン・コネリー。

この作品で第60回アカデミー賞助演男優賞を受賞し、ジェームズ・ボンドのイメージを払しょくした。

このショーン・コネリーの日本語吹き替えといえば、こちらも2021年に亡くなられたばかりのベテラン声優・若山弦蔵氏。

気が付けば親しんできたあの声がもう聴けないのは残念だ。


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