映画評『ネバーエンディング・ストーリー』数々の摩訶不思議な生き物と勇敢な美少年の交流、スリリングかつ夢いっぱいのストーリーは世代を超えて愛される作品!

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『ネバーエンディング・ストーリー』
1984年アメリカ・西ドイツ
原題:Die unendliche Geschichte
英題:The NeverEnding Story
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:ウォルフガング・ペーターゼン
   ヘルマン・ヴァイケル
原作:ミヒャエル・エンデ『果てしない物語』
音楽:ジョルジオ・モロダー
   クラウス・ドルディンガー
   ロバート・ハサウェイ
出演:バレット・オリバー
   ノア・ハサウェイ
   タミー・ストロナッハ
   アラン・オッペンハイマー
   トーマス・ヒル
   ディープ・ロイ
   ティロ・プラックナー
   モーゼス・ガン
   シドニー・ブロムリー
   パトリシア・ヘイズ
   ジェラルド・マクレイニー
   ロバート・ジャダ
   エレン・レイ・ヘネシー

『ネバーエンディング・ストーリー』イントロダクション

バスチアン(バレット・オリバー)は母親を亡くしたばかりで、ふさぎ込んでいた。

父親(ジェラルド・マクレイニー)に励まされながらも足取り重く学校へ向かうが、いじめっ子三人組に金を無心され、走って逃げだす。

路地裏でいじめっ子三人組に捕まってしまったバスチアンはゴミ箱に放り込まれる。

ゴミ箱から出てきたバスチアンを、またもやいじめっ子たちが追いかける。

バスチアンは古本屋に逃げ込み、なんとかいじめっ子たちから逃れることができたが、そこで風変わりな店主に出会った。

店主は『ネバーエンディング・ストーリー』という本を読んでいた。

もともと本が大好きなバスチアンはその本に興味を持ったが、店主いわく、

「この本を読むと物語の主人公になれる。本の世界で龍に乗れる。だが読み終われば現実に戻される」

そして

「この本はまだ君には危険だ」と。

たまらなくその本『ネバーエンディング・ストーリー』に興味が沸いたバスチアンは、店主の隙をついて、その本を盗み出してしまう。

そして学校をさぼったバスチアンは、屋根裏部屋に潜り込むと、本のページをめくり始めた。

バスチアンは、あっというまに本の世界に引きずり込まれる。

そこは、ファンタ―ジェンと呼ばれる、「無」による崩壊の危機に瀕した世界だった。

ファンタ―ジェンには小人や巨大な岩食いの巨人、鼻のとがったナイトメアといった不思議な生き物たちがいっぱいで、皆、ファンタ―ジェンの女王で、何万年も生きているのに子供のままの姿をしている「幼ごころの君」(タミー・ストロナッハ)を慕っている。

しかし「無」の侵攻により、女王も象牙の塔で原因不明の病に蝕まれていた。

こんなファンタ―ジェンと女王を救うため、草原の勇者アトレーユ(ノア・ハサウェイ)が冒険の旅に出る・・・。

数々の摩訶不思議な生き物と勇敢な美少年の交流、スリリングかつ夢いっぱいのストーリーは世代を超えて愛される作品!『ネバーエンディング・ストーリー』

ミヒャエル・エンデの児童文学『果てしない物語』を、傑作潜水艦映画『Uボート』の名匠ウォルフガング・ペーターゼンが監督、当時としては珍しかったファンタジー超大作として映画化された。

タイトルをサビメロの最後でコールする主題歌は大ヒットした。

いじめられっ子の少年が読む本の世界・・・そこには摩訶不思議な生き物が多数暮らしていたが、「無」という破壊現象のため、その世界は崩壊の危機に瀕していた。

その世界を救うため、勇敢な美少年が起つ。

スリリングかつ夢いっぱいのストーリーは、世代を超えて愛される作品となっている。

映画単体では一応楽しめるが、原作を読んだ方には少々戸惑いがあったかもしれない。

原作者ミヒャエル・エンデの意向にそわず映画のラストは原作から改変されており、ストーリーも原作の途中までだからだ。

映画には二作目、三作目と続編があるが、どうもこの原作からのアレンジがうまくいった様子はない。

映画版は「これはこれ」で楽しむのが吉のようだ。

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