映画評『ボーン・アイデンティティー』マット・デイモンが、記憶を失い、自分が何者なのかを探し求めながら、命を狙う組織と対決する主人公を迫力のアクションで演じ、大ヒットとなったシリーズ第1作!

カチンコ 映画評
スポンサードリンク

『ボーン・アイデンティティー』
2002年アメリカ
原題:The Bourne Identity
監督:ダグ・リーマン
脚本:トニー・ギルロイ
   ウィリアム・ブレイク・ヘロン
原作:ロバート・ラドラム『暗殺者』
音楽:ジョン・パウエル
出演:マット・デイモン
   フランカ・ポテンテ
   クリス・クーパー
   ブライアン・コックス
   アドウェール・アキノエ=アグバエ
   クライヴ・オーウェン
   ジュリア・スタイルズ
   ガブリエル・マン

   

『ボーン・アイデンティティー』イントロダクション

真夜中の地中海、マルセイユ沖。

荒らしで波にもまれる漁船の乗組員のひとりが、会場に漂う一人の男(マット・デイモン)を救出する。

気を失っていたその男を船医が診察すると、その男の体にはいくつもの銃痕がある。

そして臀部に謎のマイクロカプセルが埋め込まれており、それには、スイス銀行の口座が記されていた。

目が覚めた男は記憶を失っており、あっというまに取り囲む船員たちを体術で昏倒させる。

しかし船医は男を落ち着かせ、コミュニケーションをとることに成功する。

男は記憶を失っていたものの、数カ国語をしゃべることができ、船舶の知識もあった。

漁船が港に着くと、男は船医からいくばくかの旅費をもらい、ただ一つの手がかりであるスイスへと向かう。

スイスに着いた男だったが、やはり当てはない。

公園で野宿をしているところ、パトロール中の警官に逮捕されそうになるが、無意識に体が反応した男はこれまたあっさりと警官をたおしてしまい、男は逃亡する。

男はマイクロカプセルが示した銀行にたどり着き、貸金庫に預けられたものを引き出す。

その中身は、パリ在住の「ジェイソン・ボーン」という名前が記されたアメリカ合衆国のパスポート。

いや、それだけではなく、「ボーン」の顔写真が貼られた多数の偽造パスポートと、複数国の大量の札束、そして拳銃だった。

ボーンは自分の正体を確かめるために、アメリカ領事館を訪れる。

その際、窓口でもめる女性マリー(フランカ・ポテンテ)の姿を認める。

大使館を出ようとしたボーンを不審に思った警備員が、ボーンを取り押さえようと実力行使に出ようとするが、その警備員をあっという間に倒して、ボーンは大使館のなかを逃げ回り、何とか脱出。

ボーンは路地裏で、先ほどの女性マリーに再会する。

そしてボーンはマリーに札束をみせ、彼女の車でパリまで乗せてもらうよう交渉する。

マリーは大金と、ボーンのどこか危険な魅力に惹かれ、ボーンの提案を飲むのだった・・・。

マット・デイモンが、記憶を失い、自分が何者なのかを探し求めながら、命を狙う組織と対決する主人公を迫力のアクションで演じ、大ヒットとなったシリーズ第1作!『ボーン・アイデンティティー』

ロバート・ラドラムのスパイホラー小説『暗殺者』をマット・デイモン主演で映画化。

記憶を失った主人公が、自分が何者なのかを探し求めながら、命を狙う組織と対決する大型サスペンス。

マット・デイモンの迫力のアクションが好評。

まさに主人公のアイデンティティーを求めて、ヨーロッパ中を駆け巡る逃避行と、少しずつ明かされていく真実。

物語が終わっても、いまだ残る謎については、続編の布石か。

それにしても一部映画ファンから駄作の呼び声高い『パールハーバー』に出演し、やはりクソ俳優呼ばわりされたマット・デイモンも、いつのまにか貫録のアクション俳優に育ったことが感慨深い。

劇中、ボーンとマリーがミニ(赤い自動車)で街中を警察とチェイスするシーンも見どころだ。


こちらの作品もどうぞ!
≫映画評『オーシャンズ13』仲間のリベンジのために、奴らがラスベガスに帰ってきた!シリーズ最高傑作のド派手なケイパー(犯罪)・ムービー!

コメント

タイトルとURLをコピーしました