映画評『スペースボール』ひたすらくだらないスターウォーズ他SF映画パロディのオンパレード!

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『スペースボール』
1987年アメリカ
原題:Spaceballs
監督:メル・ブルックス
脚本:メル・ブルックス
   トーマス・ミーハン
   ロニー・グレアム
音楽:ジョン・モリス
出演:メル・ブルックス
   ジョン・キャンディ
   リック・モラニス
   ビル・プルマン
   ダフネ・ズニーガ

『スペースボール』イントロダクション

昔々、タイムワープでさかのぼったある時代。

はるか遠く遠くの銀河系に、スペースボールと呼ばれる極道物の惑星があった。

惑星スペースボールの指導者たちは、おろかにも自分たちの星の空地を使い果たしたあげく、お隣の平和愛好家の星・惑星ドルイディアの空気を奪う策略を練った。

今日は、惑星ドルイディアのヴェスパ姫(ダフネ・ズニーガ)の婚礼の日。

王女には知る由もなかったが、天空には、不吉な雲が立ち込めていた・・・。

・・・というわけで、スペースボールの宇宙戦艦スペースボール・ワンが惑星ドルイディアに向けて進行中であった。

悪の幹部ダーク・ヘルメット卿(リック・モラニス)は悪のパワーで部下たちのちんちんを痛い目にあわせて彼らを支配している。

そのころ一方惑星ドルイディアではヴェスパ姫の婚礼の準備が着々と進んでいた。

だが結婚相手の王子が気に入らないヴェスパ姫は、宇宙船で逃げ出してしまう。

ダーク・ヘルメットはこれ幸いと、ヴェスパ姫を誘拐し、身柄と引き換えに惑星ドルイディアのエアバリアの暗証番号を要求しようとたくらむ。

惑星ドルイディアの王ローランド(ディック・ヴァン・パタン)は、おんぼろ宇宙船のイーグル・ファイブの船長ローン・スター(ビル・プルマン)にヴェスパ姫を連れ戻す仕事を依頼する。

依頼金は100万宇宙ドル。

宇宙の悪党ピザ・ザ・ハット(声:ドム・デイルーズ)から100万宇宙ドルの借金があるローン・スターは、相棒バーフ(ジョン・キャンディ)と共に、借金を返すためにヴェスパ姫の行方を追うのだったが・・・。

ひたすらくだらないスターウォーズ他SF映画パロディのオンパレード!『スペースボール』

アメリカで「コメディ映画の巨匠」として知られるメル・ブルックスが、あの『スターウォーズ』シリーズをはじめ、さまざまなSF映画をパロディしたSFコメディ映画か『スペースボール』だ。

冒頭からあのスターウォーズのテロップ(宇宙空間に文章が画面手前から奥にゆっくり飛んでいく、あれだ)のパロディで始まり、巨大な宇宙船がゆっくり現れるところまでそっくり。

その宇宙船には背面に「急ブレーキ注意!」などと書いてあり、さっそくギャグをかましてくる。

こうなると次に現れるのはダース・ベイダーならぬ、ダーク・ヘルメット卿で、これがまた全身黒づくめなのだが、ヘルメットがやたらでかい。

3頭身に見えてしまうコミカルさ。

ヴェスパ姫はレイア姫のパロディだし、ヴェスパ姫をスペースボールから救うローン・スターと相棒バーフは、ハン・ソロとチューバッカのパロディ。

この『スペースボール』はただこういった人物配置をモノマネしただけではない。

セットや特殊効果が本物のスターウォーズそっくりのハイレベルな仕上がりなのだ。

さもありなんで、視覚効果をアポジー社とILMが担当。

本物じゃん! 本物を担当した会社がやってるんだからそっくりに仕上がるよ!

これはジョージ・ルーカスがメル・ブルックスのファンで、パロディ化を快諾したというところからも、ただならぬパロディ映画になったことがわかる。

この『スペースボール』はスターウォーズのみならず、スタートレックや猿の惑星、エイリアンなど様々なSF映画のパロディも入っている。

あなたはどれだけネタがわかるかな?

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