映画評『山猫は眠らない4 復活の銃弾』伝説の狙撃手ベケットの血と腕を受け継ぐ“若き山猫”が謎の敵に立ち向かうシリーズ・リブート作!

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『山猫は眠らない4 復活の銃弾』
2011年アメリカ
原題:Sniper: Reloaded
監督:クラウディオ・ファエ
脚本:ジョン・ファサーノ
音楽:マーク・セイフリッツ
   マーカス・トランプ
出演:チャド・マイケル・コリンズ
   ビリー・ゼイン
   リヒャルト・サメル
   パトリック・リスター
   アナベル・ライト
   コンラッド・ケンプ

『山猫は眠らない4 復活の銃弾』イントロダクション

退役した伝説の狙撃手トーマス・ベケットの息子ブランドン・ベケット(チャド・マイケル・コリンズ)三等軍曹は、国連管轄下の聴聞会に召集される。

三週間前のブランドンの任務、今後での作戦にかかわるものだった。

ブランドンはそこでの無許可離隊、職務怠慢を問われていた。

2010年8月、コンゴ民主共和国に転属になったところから、ブランドンは自分の身に何が起きたのか話し始める。

コンゴにおいて、ブランドンはATEP(アフリカ訓練装備プログラム)に参加を命じられた。

テロリストグループが支援する反乱軍の攻撃に備えて、コンゴの軍隊を訓練する役割だ。

その任務の最中、上司のラルフ・イエーガー大佐(リヒャルト・サメル)に呼び出されたブランドンは、危険地帯となってしまった入植地からかたくなに非難を拒むベルギー人農場主ブラントを、使用人ともども強制的に安全な場所へ避難させる任務を命じられる。

ブランドンは気の合う仲間たち10人と冗談口をたたきながら、現地に向かった。

コンゴの軍人の一隊も同行した。

農場主ブラントは父親が作った農園から離れたがらない。

「とりあえず話を聞こう、上官と話がしたい」と屋敷を出たブラントが、その時、何者かからか遠距離狙撃を受けた。

かろうじてブランドンがブラントを救ったが、仲間たちが次々に狙撃、射殺されていく。

熟練の狙撃兵からの攻撃だと見抜いたブランドンだったが、部隊は壊滅、ブランドンも肩を撃ち抜かれるが、偶然にも穴に落ちて命を拾う。

つぎに目覚めたブランドンは、地元のハンター、マーティン・チャンドラー(パトリック・リスター)に助けられていた。

ブランドンは身を潜めて無事だったブラントの娘ケリー(ケイラ・プリヴェット)を保護し、傷口の悪化に耐えながらも無事に国連キャンプまでケリーを送り届ける。

だが、部隊のなかでひとり生き残ってしまったブランドンは、そのことに罪悪感を覚えてしまっていた。

そんなブランドンの前に、リチャード・ミラーと名乗る男が現れる。

ミラーこそ、かつて父トーマスの相棒を務めていた、自身凄腕のスナイパーだった・・・。

伝説の狙撃手ベケットの血と腕を受け継ぐ“若き山猫”が謎の敵に立ち向かうシリーズ・リブート作!『山猫は眠らない4 復活の銃弾』

コンゴ新生編!

伝説の狙撃手ベケットの2代目と、頼れる教官であり元・父の相棒のそろい踏みという設定だけでご飯が進む。

毎回毎回『山猫は眠らない』シリーズの舞台は、その作品が作られた時代のホットな紛争地が選ばれるが、今回はコンゴ。

隣国との紛争やテロ、内部紛争に悩まされている地域だ。

今回から主人公を務めるベケットの息子ブランドンは、父とは正反対にスナイパーに対して反感を持っている。

だがその知識には部隊の誰よりも精通しており、父の相棒、ミラーからの教えを受けてからは、その血に眠るスナイパーの素質がみるみる開花するのもお約束の展開・・・といえど、やはりそうこなくっちゃ、と安心感と共に楽しめる。

『山猫』シリーズのいいところは、「ちょっと何か映画を観たいな」と思ったときに、さっと選んでハズレがなく、ストレス無く楽しめて、そしてあとになにも残らないという産業映画のお手本のみたいなところだ。

世にスナイパーものの映画は数あれど、これだけ気楽に楽しめるのが、シリーズ8本も作られて(2020年時点)愛されている証拠だろう。

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