『スカイスクレイパー』
2018年アメリカ
原題:Skyscraper
監督:ローソン・マーシャル・サーバー
脚本:ローソン・マーシャル・サーバー
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
出演:ドウェイン・ジョンソン
ネーヴ・キャンベル
チン・ハン
ローランド・ムーラー
ノア・テイラー
バイロン・マン
パブロ・シュレイバー
マッケナ・ロバーツ
ノア・コットレル
『スカイスクレイパー』イントロダクション
10年前、ミネソタ州アッシュ・レイクで警官が撃たれ、男が家族を人質に立てこもるという事件が起きた。
交渉人が電話で犯人を説得するが、取り付くしまもない。
まもなくウィル・ソーヤー(ドウェイン・ジョンソン)が隊長を務めるFBIの制圧部隊が家に突入する。
子供を胸に抱いて「何でこんなことに・・・こんなはずじゃなかった・・・」とむせび泣く犯人に、子供を話すよう説得するウィル。
「すまない」ウィルの説得に応じたのか、犯人は子供をおろす。
安心しかけたウィルたちだったが、犯人の体には爆弾が巻きつけてあり、犯人は起爆スイッチをその手に握りしめていた。
「よせ!」とびかかるウィルだったが、間に合わず爆弾は爆発。
ウィルも巻き込まれる。
そしてウィルは左足を失った。
10年がたち、ウィルはFBIを退職していた。
もと同僚のベン(パブロ・シュレイバー)の紹介で、香港に立つ超高層タワー“パール”のセキュリティ監査を担当することになった。
その“パール”の98階で、ウィルは妻のサラ(ネーヴ・キャンベル)、娘のジョージア(マッケナ・ロバーツ)、息子のヘンリー(ノア・コットレル)と共に居を構えることにもなった。
“パール”のオーナー、ジャオ・ロン・ジー(チン・ハン)は最上階の220階にオフィスを構え、ウィルはそこで“パール”全体のセキュリティシステムをコントロールできるタブレットを渡される。
タブレットを使えば、“パール”から2キロ離れたコントロールセンターに赴かずとも、“パール”の消火設備、エレベーター、ドアロック等すべてがコントロールできた。
ウィルはベンと共にスターフェリーに乗船する。
下船時、やおら現れたテロリストたちが、タブレットを奪おうとウィルに襲い掛かってきた。
そのころ“パール”にも、地下からコレス(ローランド・ムーラー)率いるテロリストの一団が侵入していた・・・。
超高層ビルで大規模火災発生!取り残された家族の運命は?ドウェイン・ジョンソンが史上最大の救出劇に挑む!『スカイスクレイパー』
監督のローソン・マーシャル・サーバーが主演のドウェイン・ジョンソンと『セントラル・インテリジェンス』(2016年)に次いで二度目のタッグ。
超高層ビルでテロリストにより発生した大規模火災、その中に取り残された主人公たち家族の運命を描いたパニック・アクション・ムービー。
残念ながら『ダイ・ハード』(1988年)、さらに古くは『タワーリング・インフェルノ』(1974年)と同じシチュエーションのストーリーで、それを超えるところが見当たらない。
とはいえ、こういった「超高層ビルもの」は、その高層からはるか下界を見下ろすシーンを入れるだけで、観ているこちらが思わずゾッとしてしまう(これが大画面ならなおさらだ)。
高所恐怖症の人は観たくない類の作品だろう。
それくらい出来は悪くない。
今日見る映画になんとなく迷ったとき、後に引かないさっぱり味のパニック・アクションをご所望なら、これだ。
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