映画評『レッドブル』シュワルツェネッガー演じる旧ソ連の堅物刑事と、ジム・ベルーシ演じる皮肉屋はみだし刑事の凸凹コンビによる掛け合いが痛快なバディ・ポリスアクション!

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『レッドブル』
1988年アメリカ
原題:Red Heat
監督:ウォルター・ヒル
脚本:ハリー・クライナー
   ウォルター・ヒル
   トロイ・ケネディ・マーティン
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー
   ジェームズ・ベルーシ
   ピーター・ボイル
   エド・オロス
   ラリー・フィッシュバーン
   ジーナ・ガーション
   リチャード・ブライト
   J・W・スミス
   ブレント・ジェニングス
   マイケル・ハガディ
   ブライオン・ジェームズ
   オレグ・ヴィドフ

『レッドブル』イントロダクション

東西冷戦真っ只中、旧ソ連・モスクワ。

モスクワ市警特捜部のなかでもとりわけ屈強な肉体と強さを誇る警務大尉イワン・ダンコ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、相棒のユーリ・オガルコフ(オレグ・ヴィドフ)と共に、ソ連とアメリカのあいだの麻薬密売ルートを仕切る麻薬王ヴィクター・ロスタビリ(エド・オロス)のコカイン取り引き現場を抑えようとしていた。

サウナでの男たちの筋肉のぶつかり合いが始まり、ダンコ大尉はマフィアの用心棒たちを次々にのしていく。

ところが、隙をついたヴィクター・ロスタビリはユーリを殺害、逃亡してしまう。

その半年後のこと。

アメリカ・シカゴに逃れていたヴィクターは、現地で逮捕され、収監されていた。

その報せを受けたダンコは、ヴィクターをソ連に送還する任務を命じられ、シカゴに飛ぶ。

シカゴ市警でダンコは、はみ出し者の刑事アート・リジック(ジェームズ・ベルーシ)と、その相棒ギャラガー(リチャード・ブライト)に迎えられる。

無口で堅物なダンコに対し、リジックはお調子者で口が軽い。

二人はあった時からそりが合わず、ダンコはその日は安い宿に泊まることになる。

翌日、ルー・ドネリー警部(ピーター・ボイル)と面会したダンコは、さっそくリジック、ギャラガーとともにヴィクターの引き渡し場所に向かう。

だが、そこに警備員を装ったヴィクターの手下たちや、ヴィクターと協力関係にある地元のギャング団が襲い掛かってきた。

大乱闘の末、ギャラガーは射殺され、ヴィクターは逃亡してしまう。

この騒ぎのなか、ダンコは頭をぶたれ意識朦朧となりながらも、床に落ちていたヴィクターの鍵を拾う。

任務に失敗したダンコは、モスクワへの帰還を命じられ、リジックの上司チャーリー・スタッブス警部補(ローレンス・フィッシュバーン)やドネリーにも責められてしまう。

だが、ダンコはヴィクターを逮捕するまでは頑としてモスクワには戻らないと決意を固め、ドネリーもあえてダンコを泳がせることにし、リジックにダンコの見張り役を押し付けた・・・。


シュワルツェネッガー演じる旧ソ連の堅物刑事と、ジム・ベルーシ演じる皮肉屋はみだし刑事の凸凹コンビによる掛け合いが痛快なバディ・ポリスアクション!『レッドブル』

1988年の東西冷戦末期、アーノルド・シュワルツェネッガーがソ連崩壊前のモスクワ市警察警務大尉を演じたポリスアクション。

ハリウッド映画としては初めて、モスクワ市内、赤の広場での撮影が認められた作品だ。

アメリカに逃亡した麻薬王を追ってソ連の警務大尉がアメリカ・シカゴの刑事とタッグを組んで捜査に乗り出す痛快バディものでもある。

映画冒頭からサウナのシーンで、全裸の屈強な男たちをかきわけ、シュワルツェネッガーの肉体美が派手にアクションを繰り広げる。

相棒役を務めるのは、コメディアンでもあり俳優のジェームズ・ベルーシ。

あのジョン・ベルーシ(『ブルース・ブラザース』のジェイク役)の弟だ。

監督は『48時間』シリーズのウォルター・ヒル、と聞けば、なんとなく作風も想像できる。


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