映画評『アウトブレイク』強い感染力と高い致死率を持つ未知のウイルスの脅威と、それに立ち向かう人々を描く緊迫のパニック・サスペンス。主演はダスティン・ホフマン。

映写機 映画評
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『アウトブレイク』
1995年アメリカ
原題:Outbreak
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:ローレンス・ドゥウォレット
   ロバート・ロイ・プール
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ダスティン・ホフマン
   レネ・ルッソ
   モーガン・フリーマン
   ケヴィン・スペイシー
   キューバ・グッディング・Jr
   ドナルド・サザーランド
   パトリック・デンプシー
   スーザン・リー・ホフマン
   ベニート・マルティネス
   ゼイクス・モカエ
   デイル・ダイ
   ミシェル・ジョイナー


   

『アウトブレイク』イントロダクション

1967年、ザイールのモターバ川流域では内戦による攻撃の応酬が続いていた。

そして同時に、そこにある小さな村で、謎の出血熱が流行、戦火とは別に多くの死者が出ていた。

最初の犠牲者は傭兵部隊の隊員だった。

調査のために現地を訪れたアメリカ陸軍は、想像以上の感染速度と凶悪さに驚き、感染者からサンプルの血液を採取した後、隠ぺいとウイルス封じ込めのため、部隊のキャンプを燃料気化爆弾により壊滅させる。

時は流れ、1990年代。

モターバ川流域の小さな川で未知のウイルスによる出血熱が発生する。

アメリカ陸軍で医学研究所のチームを率いるサム・ダニエルズ軍医大佐(ダスティン・ホフマン)がビリー・フォード准将(モーガン・フリーマン)の命令で現地に赴くも、すでに手遅れだった。

村は、医師と村から離れて暮らしていた祈祷師以外は全滅状態となっていたのだ。

しかしサムは、この出血熱が以前起きたものと同じ症状であることに気付く。

村は、1967年同様ウイルスもろとも燃やされ、出血熱は封じ込められたと思われた。

ウイルスは空気感染はないとしながらも、サムは致死率の高さと発症後24時間で感染者を死に至らしめるそのスピードに危機感を抱き、軍上層部とアメリカ疾病予防管理センター(CDC)に勤務する元妻のロビー・キーオ(レネ・ルッソ)に警戒通達の発令を要請する。

だが、このウイルスがアメリカに入り込んで蔓延する可能性はゼロに等しいと、双方から却下されてしまう。

その軍上層部の対応にサムは不審を抱いた。

この少し前、1匹のサルがアフリカからアメリカへ密輸される。

アフリカから持ち帰った猿を、カリフォルニアの田舎町のペットショップに売ることに失敗した密売人は、森へとサルを放してしまう・・・。


強い感染力と高い致死率を持つ未知のウイルスの脅威と、それに立ち向かう人々を描く緊迫のパニック・サスペンス。主演はダスティン・ホフマン。『アウトブレイク』

アフリカ奥地で発生した原因不明の伝染病により傭兵部隊と村人たちが犠牲となる。

その後同じ伝染病がアメリカはカリフォルニアの小さな町でアウトブレイクする。

ウイルスで壊滅状態となった町の人々を救うために立ち上がり奮闘する主人公を、ダスティン・ホフマンが演じる。

そのウイルスの秘密を知りながらも軍上層部と主人公の板挟みにあう主人公の上司役にはモーガン・フリーマン。

未曽有のバイオハザードに人々が立ち向かう様子は、現在の新型コロナウイルスに対する我々の姿とどこか重なるものがある。

監督は『Uボート』『ネバーエンディング・ストーリー』『ザ・シークレット・サービス』の名匠ウォルフガング・ペーターゼン。


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