映画評『オーシャンズ8』サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットはじめ豪華女優陣が共演、美しき犯罪チームの活躍をスリリングに描く、大ヒットシリーズ「オーシャンズ11」の女性版!

カチンコ 映画評
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『オーシャンズ8』
2018年アメリカ
原題:Ocean’s Eight
監督:ゲイリー・ロス
脚本:ゲイリー・ロス
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:サンドラ・ブロック
   ケイト・ブランシェット
   アン・ハサウェイ
   ミンディ・カリング
   サラ・ポールソン
   オークワフィナ
   リアーナ
   ヘレナ・ボナム=カーター
   リチャード・アーミティッジ
   ジェームス・コーデン
   ダコタ・ファニング
   エリオット・グルード
   シャオポー・チン
   

『オーシャンズ8』イントロダクション

伝説的強盗ダニー・オーシャンの妹デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)が仮釈放にあたっての面接を受ける。

仮釈放には「元犯罪者との接触禁止」という条件が付けられた。

これはデビーにとっては親族ほぼ全員を意味している。

神妙にうなずきながらデビーはしゃあしゃあと「お恥ずかしい限り」

面接官が「縁を切るのは不可能か?」と尋ねると、

「いいえ、あんな生き方は望んでいません。亡くなった兄は犯罪者でした。大好きな兄だったけど詐欺師。血筋です」

さらに面接官が突っ込む「あなたは?」

「私は違います。悪い男を選んだだけ。失敗でした」

そしてデビーはさも反省しているように

「起きたことは仕方ない。もし釈放してもらえたら・・・ごめんなさい」

ここで涙を浮かべてみせる。

「釈放されたら、地味に生きるつもり。仕事に就いて、友達を作って、仕事のあとは散歩でもして、払うものは払って・・・」

出所したデビーはさっそく街に繰り出す。

ブティックで化粧品の数々を堂々と万引きし、高級ホテルに入り込み、フロントを騙して一部屋に潜り込み、その晩はジャグジーで優雅に過ごす。

そしてデビーは次の行動に出る。

かつての相棒ルー(ケイト・ブランシェット)を訪ねると、服役中に考え抜いた強盗計画を持ち掛ける。

それはニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されるファッション・ショー「メットガラ」で1億5千万ドルのダイヤのネックレス、通称「トゥーサン」を盗む、というものだった・・・。


サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットはじめ豪華女優陣が共演、美しき犯罪チームの活躍をスリリングに描く、大ヒットシリーズ「オーシャンズ11」の女性版!『オーシャンズ8』

『オーシャンズ11』に始まる大ヒット・ケイパー・ムービー・シリーズのスピンオフ作品。

前作の主人公ダニーの妹デビーをはじめとした女性犯罪チームが美術観で行われるファッション・ショーを舞台に、1億5千万ドルのダイヤのネックレスを狙って活躍するケイパー(犯罪)ムービー。

時系列的にはシリーズ作『オーシャンズ13』からの続編であるが、ほぼ独立した作品として楽しめる。

『オーシャンズ』シリーズの特徴である、さまざまな技能を持った犯罪の職人たちが集い、綿密かつ大胆に編まれた計画を遂行していく描写は健在、というか、それこそが『オーシャンズ』シリーズなのである。

そしてサンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットをはじめ、豪華女優陣が「オーシャンズ」のメンバーとして共演するのもまた、楽しみの一つ。

興行的には本家『オーシャンズ』には残念ながら及ばなかったが、センス良くまとめられた映像と音楽で見ていて楽しいサスペンス映画となっている。


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