映画評『フライト・ゲーム』容疑者は乗客全員?姿なき犯人との壮絶な頭脳戦!戦う名優リーアム・ニーソンが挑むノンストップ・サスペンス・アクション!

ポップコーン 映画評
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『フライト・ゲーム』
2014年アメリカ・フランス
原題:Non-Stop
監督:ジャウム・コレット=セラ
脚本:ジョン・W・リチャードソン
   クリス・ローチ
   ライアン・イングル
音楽:ジョン・オットマン
出演:リーアム・ニーソン
   ジュリアン・ムーア
   スクート・マクネイリー
   ミシェル・ドッカリー
   ネイト・パーカー
   ジェイソン・バトラー・ハーナー
   アンソン・マウント

『フライト・ゲーム』イントロダクション

アメリカ合衆国、ニューヨーク。

航空保安官のビル・マークス(リーアム・ニーソン)は空港の駐車場、自動車のなかで酒をあおると、マウスウォッシュで酒のにおいを消し、車から出る。

ビルはかつて幼い娘を事故で亡くし、酒におぼれるようになり、妻とも離縁していた。

ビルの仕事は旅客機に客を装い乗り込み、空の安全を守ること。

その日もビルはイギリス・ロンドン行の旅客機に登場した。

若干酒に酔ってはいるものの、周囲への目配せは忘れていなかった。

搭乗前に列で待っているとき、隣の男がタバコの火を借りながら、ビルにどこへ行くのかと話しかけてきた。

眼鏡をかけたその男は「僕はアムステルダムへ行くんだ。あなたは?」と問いかけてくるが、それをビルは無視する。

クマのぬいぐるみを置き忘れた少女ベッカ(クイン・マッコルガン)に、ビルは追いかけてぬいぐるみを渡す。

ベッカはロンドンにいる父の元へ一人旅だった。

航空保安官であるビルは、キャビン・アテンダントのナンシー(ミシェル・ドッカリー)、グウェン(ルピタ・ニョンゴ)らとも顔なじみだ。

ビジネスクラスの客室に入ると、あとから来た中年女性ジェン・サマーズ(ジュリアン・ムーア)が窓側の席に座りたいと席の交換を求めてきた。

結局、席はザック(ネイト・パーカー)という黒人男性と交換することになり、ビルとジェンは隣同士の席になる。

離陸がいつも苦手なビルは、お守りの青いリボンを手に巻いた。

ジェンは気さくな性格で、いよいよ離陸が始まった時に緊張した面持ちのマークスに優しく声をかける。

だが一方でジェンは自分の素性は語りたがらず、ビルが質問してもはぐらかすのだった。

離陸後、何事もなく飛行機は太平洋上を飛ぶ。

ヘビースモーカーでもあるビルは、煙草を我慢できずトイレでこっそりタバコを吸いながら(煙感知器には目張りをした)、携帯電話のメールを確認する。

すると何者かからメールがとどく。

「1億5千万ドルを指定の口座に入金しろ。さもなくば20分おきに乗客を一人ずつ殺していく」と・・・。


容疑者は乗客全員?姿なき犯人との壮絶な頭脳戦!戦う名優リーアム・ニーソンが挑むノンストップ・サスペンス・アクション!『フライト・ゲーム』

飛行中の旅客機のなかで次々と起きる殺人事件。

容疑者は146名の乗客全員。

アクション俳優としても一流のリーアム・ニーソンが重い過去を背負いやさぐれた航空保安官に扮し、姿なき犯人との神経をすり減らす孤独で壮絶な頭脳戦に挑むノンストップ・サスペンス・アクション。

序盤から主要な怪しい登場人物たちの配置は万全。

事件が起きるや、ひとり立ち向かおうとする主人公だが、犯人の罠にかかりハイジャック犯の濡れ衣を着せられてしまう。

監督は『蝋人形の館』(2005年)、『エスター』(2009年)、『ラン・オールナイト』(2015年)等で独特の評価を受けるジャウム・コレット=セラ。

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