『ミッション:インポッシブル』
1996年アメリカ
原題:Mission:Impossible
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:デヴィッド・コープ
ロバート・タウン
音楽:ダニー・エルフマン
出演:トム・クルーズ
ジョン・ヴォイト
エマニュエル・ベアール
エミリオ・エステべス
クリスティン・スコット・トーマス
インゲボルガ・ダクネイト
ジャン・レノ
ヴィング・レイムス
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
ヘンリー・ツェニー
『ミッション:インポッシブル』イントロダクション
CIAの極秘諜報部隊IMF(不可能作戦部隊)所属のベテラン工作員ジム・フェルプス(ジョン・ヴォイト)は、フライト中の飛行機の中で客室乗務員から映画の視聴を勧められる。
フェルプスが映画のカセットを再生すると、ヘッドホンからフェルプスのグループに対する指令が聞こえてきた。
プラハのアメリカ大使館から東欧で活動するCIAの非公式作戦員のリスト“NOC”を盗み出そうとしている大使館員ゴリツィンがリストを盗む現場を抑えることと、リストの買い手を捕えること。
「これを聞いたあと5秒でこのテープは自動的に消去される」
その言葉通りフェルプスが聞いていたテープは再生後白煙を上げる。
プラハのアジトに、フェルプスのチームが集結する。
リーダーのイーサン・ハント(トム・クルーズ)、ハッキング担当のジャック・ハーモン(エミリオ・エステべス)、工作員のサラ・デイヴィス(クリスティン・スコット・トーマス)、監視役のハンナ・ウイリアムズ(インゲボルガ・ダグネイト)、フェルプスの妻クレア(エマニュエル・ベアール)が作戦会議を開いた。
“NOC”にはコードネームと本名のふたつのリストがあり、両方がそろわないと意味をなさず、すでにコードネームのリストが盗まれていた。
ゴリツィンは本名のリストを入手しようと、翌日の大使館のパーティに現れるという。
フェルプスの指揮下、チームは大使館に潜入する。
イーサンはゴリツィンがPCからリストを盗み出す場面を記録することに成功するが、直後、ジャックがエレベーターの誤作動で圧死する。
フェルプスも何者かに追われたあげく、銃撃され川に転落、携帯通信機でこの一部始終を見たイーサンは残りのメンバーに計画中止を伝えるが、サラとクレアが乗った車が爆発、ハンナも監視していたゴリツィンと共に刺殺され、ゴリツィンが盗んだはずのリストもどこかへ消えてしまった。
ひとり生き残ったイーサンは、監督役でCIAのキトリッジ(ヘンリー・ツェニー)と連絡を取り、合流するが、自分に裏切り者の濡れ衣が着せられていることに気付き、その場から逃亡する・・・。
トム・クルーズ製作・主演、特別諜報員イーサン・ハントを演じる大ヒット・スパイアクション・シリーズ第1作!『ミッション:インポッシブル』
かつてアメリカで1966年から約7年間放送された人気テレビシリーズ『スパイ大作戦』を原作とし、トム・クルーズが初の製作に挑戦、自身が主演を務め、鬼才ブライアン・デ・パルマが監督した大ヒットスパイアクション・シリーズの第一作。
スパイ組織IMFに所属するイーサン・ハントはある任務に失敗し、チームは全滅、ただ一人生き残るが、そのことで逆に裏切り者の濡れ衣を着せられてしまう。
身の潔白を証明するためイーサンは独自に集めたメンバーと共に事件の真相を調査するが、そこには意外な真の裏切り者が隠れていた、という内容。
オリジナルのテレビシリーズはもっと頭脳戦でストーリーが展開したが、本シリーズは現代風にアクション成分がマシマシになっている。
またプロットもやや複雑なので、ストーリーがとらえにくいという難点もある。
だが興行収入では当時の大ヒット作『ターミネーター2』や『ジュラシックパーク』を堂々抜き去り、全世界で2億7670万ドルの収益を上げた。
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