映画評『カンフー・ヨガ』60歳過ぎても元気なジャッキー・チェンの功夫が冴える!

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『カンフー・ヨガ』
2017年中国・インド
原題:功夫瑜珈、Kung Fu Yoga
監督・脚本:スタンリー・トン
主演:ジャッキー・チェン

『カンフー・ヨガ』イントロダクション

神話と歴史の時代。

唐の僧である玄奘が仏教の経典を天竺から持ち帰り、唐と天竺の友好の幕が開いた。

その後、王玄策が使節として天竺に赴いた。

彼は中国とインドの友好関係の発展と文化交流に大きく貢献した。

西暦647年、天竺のマガダ国では、象軍をひきいるアルジュナが、力づくで王位を奪い、その地位についていた。

王玄策が使節として二度目に天竺へ向かったとき、アルジュナは象軍をひきいて待ち伏せし、王玄策を襲った。

アルジュナはマガダ国が唐に献上しようとしていた財宝を奪おうとするが、この王玄策の使節団に阻まれ失敗する。

マガダ国の王女は唐に援軍を求めるが、王玄策に同行したマガダ軍は財宝と共に雪山で行方不明となる。

現代の中国。

西安市の博物館で考古学者をしているジャック(ジャッキー・チェン)のもとに、美貌のインド人考古学者アスミタ(ディシャ・パタニ)が訪問する。

アスミタは代々家宝として受け継がれてきた古い地図をジャックに見せる。

それは消えたマガダ軍と財宝のありかを示すものだという。

アスミタはジャックに考古学の調査として消えたマガダ軍と財宝の探索の協力を求めに来たのだった。

ジャックは助手のシャオグァン(レイ)、ヌゥオミン(ムチミヤ)を連れ、アスミタは妹のカイラ(アミラ・ダスツール)を同伴。

くわえてジャックは友人の息子でトレジャーハンターのジョーンズ(アーリフ・リー)を仲間に、地図が指し示すチベットの雪山に向かった。

発見した地下の空洞でマガダ軍のミイラを発見するジャックたち一行だったが、そこにアルジュナの子孫を名乗るランドル(ソーヌ―・スード)があらわれ、ジャックたちを襲うのだった・・・。

中国・インドの合作エンターテイメント『カンフー・ヨガ』(ややネタバレ有)

冒頭のアルジュナの象軍と王玄策の戦闘シーンはフル3DCGなんですかね?

まるでPCやプレステのゲームのような画面で、三國無双みたいなアクションシーンが繰り広げられます。

キャラの顔がよくわからないけど、王玄策はなんか若い時のジャッキーぽい~・・・とか目を細めてみていると、舞台は現代へ。

相応に年を取ったジャッキーが学者として登場します。

ここからは間違いなく実写(笑)

ジャッキー演じる考古学者のもとを訪れるインド人考古学者アスミタとカイラは、ともに彫りの深いインド美女。

中国とインドの合作の意味がありますね。

それだけではなく、ちょいちょいとこの美女たちは体の柔らかいところを披露します。

ヨガだそうです(笑)

ジャッキー・チェンは昔と変わらぬ功夫の技を披露。

年を感じさせないのはさすが。

タイトルからヨガを取り入れたカンフーを連想したのですが、それは無かった。

別々でしたね。

映画としては『インディ・ジョーンズ』や『ロマンシングストーン』を彷彿とさせる探検ものですが、ロケ地がチベットの雪山のほか、ドバイの市街でのカーチェイスがあったり、見ていて楽しい。

また、インド映画からの連想で言えば、唐突にみんなが歌い踊りだすミュージカルシーンがありますが、それはラストまで見てのお楽しみ。

この映画がつくられたのが2017年だから、ジャッキーは御年63歳。

それでも功夫にダンスに、これだけ体が動くのだからすごい!

監督のスタンリー・トンは『ポリス・ストーリー3』以来ジャッキーと何本も作品を重ねており、自らもスタントをこなすこともあり、ジャッキーをよくわかっている!

本作は中国では大ヒットし、ジャッキー映画としては歴代最高の興行収入を記録したそうだが、ほかの国では振るわず。

でもちゃんと面白いよ?

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