映画評『ハンニバル』アンソニー・ホプキンスが“映画史上最高の悪役”と名高い猟奇殺人鬼を怪演。サイコスリラーの金字塔「羊たちの沈黙」の10年後を描く、「ハンニバル」シリーズ2作目。

映写機 映画評
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『ハンニバル』
2001年アメリカ・イギリス・イタリア
原題:Hannibal
監督:リドリー・スコット
脚本:デヴィッド・マメット
   スティーヴン・ザイリアン
原作:トマス・ハリス『ハンニバル』
音楽:ハンス・ジマー
出演:アンソニー・ホプキンス
   ジュリアン・ムーア
   ゲイリー・オールドマン
   レイ・リオッタ
   フランキー・R・フェイソン
   ジャンカルロ・ジャンニーニ
   フランチェスカ・ネリ
   ジェリコ・イヴァネク
   ヘイゼル・グッドマン
   デヴィッド・アンドリュース
   フランシス・ガイナン
   エンリコ・ロー・ヴェルソ
   イヴァノ・マレスコッティ
   ファブリツォ・ジフーニ
   アレックス・コラード
   テッド・コッホ
   アンドレア・ピーディモンテ
   イアン・イワタキ
   マーク。マーゴリス

『ハンニバル』イントロダクション

全米を恐怖に陥れた「バッファロー・ビル事件」から10年がたった。

このとき精神病院から脱走したハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)はいまだに行方不明のままだった。

このレクターが収容されていたボルティモア州立精神病院で、レクターを6年間見ていた看守バーニー(フランキー・R・フェイソン)は大富豪メイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)と面会していた。

小児愛者のメイスンはかつてレクターの患者のひとりで、昏睡させられたあいだに顔の皮をはがされ、全身に深い傷を負わされていた。

メイスンは車いすの生活を余儀なくされており、顔も皮膚移植したものの、醜い容貌となっていた。

自分をこのような境遇に追いやったレクターを、メイスンは強く憎んでおり、復讐をもくろんでいた。

主治医のコーデル・ドームリング医師(ジェリコ・イヴァネク)に身の回りの世話をさせているメイスンは、看守バーニーから、バッファロー・ビル事件の際のクラリス・スターリング(ジュリアン・ムーア)とレクターの様子を聞く。

アメリカ・テキサス州ウェイコ。

ベテランFBI特別捜査官になっていたクラリスは、リッチモンドの麻薬捜査でチーム・リーダーとして現場を指揮するも、多数の死者を出してしまい、遺族から告訴されていた。

政財界に大きな影響力を持つメイスンは、マスコミの報道でクラリスの存在を知り、レクターの捜査にクラリスを復帰させようともくろむ。

その際メイスンは、司法省のポール・クレンドラー(レイ・リオッタ)を利用する。

そのころ、レクターはイタリアのフィレンツェに潜伏していた。

レクターがクラリスに送った手紙が徹底的に調べられ、世界中で数件の店舗しか取り扱っていないスキンクリームの残り香が特定される。

そのうちの一軒があるフィレンツェの地元警察のレナルド・パッツィ主任捜査官(ジャンカルロ・ジャンニーニ)は、捜査の途中知り合った男の正体がレクターだと気づき、懸賞金目当てでメイスンに売ろうと画策した。

だがパッツィはクラリスの警告に耳を貸さず、単独でレクターを捕えようとして、逆に惨殺されてしまう・・・。


アンソニー・ホプキンスが“映画史上最高の悪役”と名高い猟奇殺人鬼を怪演。サイコスリラーの金字塔「羊たちの沈黙」の10年後を描く、「ハンニバル」シリーズ2作目。『ハンニバル』

サイコスリラーの金字塔『羊たちの沈黙』の続編で、トマス・ハリスの小説が原作。

アンソニー・ホプキンスが“映画史上最高の悪役”と称される猟奇殺人鬼ハンニバル・レクターを怪演。

ハンニバル・レクターは犠牲者の肉を食うというカニバリストだが、アンソニー・ホプキンス自身は実はベジタリアン。

アルコールも飲まない。

監督は『ブレードランナー』や『グラディエーター』のリドリー・スコット。

音楽を担当するのはリドリー・スコット監督作品の常連ハンス・ジマーだ。

前述のとおりカニバリストのハンニバル・レクターを主人公とした作品であるため、猟奇的なシーンが多く、日本公開時はR-15指定を受けている。


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