映画評『エントラップメント』ショーン・コネリー&キャサリン・ゼタ=ジョーンズ共演!予想を裏切るクライマックスに緊張感が走る、スリリングなノンストップ・アクション!

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『エントラップメント』
1999年アメリカ
原題:Entrapment
監督:ジョン・アミエル
脚本:ロン・パス
   ウィリアム・プロイズ
音楽:クリストファー・ヤング
出演:ショーン・コネリー
   キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
   ウィル・パットン
   モーリー・チェイキン
   ヴィング・レイムス
   ケヴィン・マクナリー

『エントラップメント』イントロダクション

ニューヨーク、2000年まであと16日。

深夜の摩天楼、とある高層ビルの上からロープをおろし、人影が外壁沿いに降りてくる。

人影は優れたバランス感覚を駆使しながら、大きな窓からボルトを外し、代わりにシャフトに付け替える。

それが4本になったところで、スイッチを入れると、大窓は音もなく外側にせり出し、人影は屋内に入り込む。

事前にハイテク装置で内部の警備装置をオフにすることにも抜かりはない。

そして人影は中のオフィスに忍び込むと、壁にかけられたレンブラントの名画に手を付けた。

額縁からレンブラントの絵をはがすと、人影は絵を丸めて筒に入れると、なんと郵送のあて名をつけてビルのポストに投函した。

あて先はクアラルンプールのコンラッド・グリーン宛だった。

人影はその後悠々と現場を立ち去る・・・。

クアラルンプール、2000年まであと15日。

コンラッド・グリーン宅では、そのコンラッドが電話で話していた。

「あんたか、俺の絵はどうした? 郵便で送った? 考えつかん方法だ!
 あんたは見事にやってほけた。その年であの高さに挑戦するとはな。
 悪いニュースだ。ゴーグルの値段が上がった。レンブラントじゃ足らん。
 4千万、上乗せすれば手を打つ。
 どうやって?俺が知るか、とにかく早く工面しろ」

ウエイバリー保険会社、同じ日のニューヨーク。

この保険会社は昨夜のレンブラントの名画盗難事件で莫大な損害を被った。

調査員であるジン・ベイカー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、さまざまな状況証拠から、美術専門の泥棒としてその名をほしいままにしていたマック(ショーン・コネリー)が犯人であると突き止める。

そしてジンは損害補てんのため、マックを罠にかけようと上司に持ち掛け、了承を得た。

ジンはマックの居場所を突き止め、自分も美術品専門の泥棒だと身分を偽り、マックに近づく。

マックの信用を得ようとするジン、いっぽうでなかなか隙を見せないマック。

ふたりの丁々発止のやり取りが始まる・・・。


ショーン・コネリー&キャサリン・ゼタ=ジョーンズ共演!予想を裏切るクライマックスに緊張感が走る、スリリングなノンストップ・アクション!『エントラップメント』

2000年問題を背景にした美術品泥棒と保険会社調査員の駆け引きを描くサスペンス・アクション。

ショーン・コネリー扮する美術専門の泥棒と、その泥棒を罠にかけようと懐に入り込もうとする保険会社調査員の役にキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。

裏切りと信用、疑いが入り混じる二人の関係は物語が進むごとに二転、三転し、つぎつぎに大きなターゲットを狙っていき、最終的には80億ドルともいわれる銀行預金に狙いを定める。

ラストまで目が離せないどんでん返しの連続は見事な脚本だ。

舞台もニューヨーク、ロンドン、クアラルンプールと世界を飛び回る。

泥棒の手管もあれこれで、「ミッション・インポッシブル」かはたまた「ルパン三世 カリオストロの城」かといったところ。


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