『エレクトラ』
2005年アメリカ
原題:Elektra
監督:ロブ・ボウマン
脚本:ザック・ペン
レイヴン・メツナー
スチュアート・ジッカーマン
原作:フランク・ミラー
マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演:ジェニファー・ガーナー
ゴラン・ヴィシュニック
ウィル・ユン・リー
ケイリー=ヒロユキ・タガワ
テレンス・スタンプ
キルステン・プラウト
ナターシャ・マルテ
ボブ・サップ
クリス・アッカーマン
『エレクトラ』イントロダクション
いにしえより、善と悪の軍団は闇の世界で戦いを繰り広げてきた。
その戦いは時に規模を増し、時に人の心の内、子供の心の内にさえ起きる。
悪は繰り返し姿を変え、最も邪悪な忍術を使った。
現在、悪の軍団は自らを“ザ・ハンド”と名乗っている。
善の軍団は、“気まぐれ”の道に従っている。
道を究めたものは未来を見通し、死者を蘇生させるという。
ここに魂を無くした伝説の戦士がいる。
その戦士は女であり、母を持たぬ娘。
そしてこの女が、善と悪の命運を握っている。
女は宝。
両陣営が探し求める、因縁の戦いの最終兵器なのだ・・・。
ダークヒーロー・デアデビルと殺し屋ブルズアイの戦いに巻き込まれ、エレクトラ(ジェニファー・ガーナー)は一度命を失った。
しかしその後、善の軍団のリーダー・スティック(テレンス・スタンプ)の秘術により、その命を取り戻す。
そしてエレクトラはスティックの指導の下、必殺の武術を身につけた最強の暗殺者へと生まれ変わっていった。
しかしエレクトラは“気まぐれ”の教えである善と優しさを理解できなかったことから破門される。
ある日も暗殺の標的を抹殺したのち、とある島の自宅で休暇を取ろうとするエレクトラに、マッケイブ(コリン・カニンガム)から報酬200万ドルの新たな依頼が舞い込む。
そんなとき、エレクトラの家に13歳の少女アビー(キルステン・プラウト)が侵入、エレクトラの亡き母の形見のペンダントを盗もうとするが、取り押さえるエレクトラ。
父親に叱られるから警察には通報しないでほしいというアビーの姿に、かつての自分の少女時代の面影を重ねたエレクトラは、アビーを見逃すことにするが・・・。
アメコミ・ヒーロー『デアデビル』からのスピンオフ!美しき暗殺者エレクトラが謎の少女を守り悪の組織“ザ・ハンド”と死闘を繰り広げる!『エレクトラ』
フランク・ミラー原作のアメコミ『デアデビル』のヒロイン・エレクトラが、スピンオフして今度は主役になって映画化。
美しき暗殺者エレクトラが、偶然出会った謎の少女アビーを守って悪の組織“ザ・ハンド”の刺客と死闘を繰り広げるアクション映画だ。
ストーリー展開はアメコミなので大目に見てもらいたい。
とくに敵の“ザ・ハンド”は忍術というか妖術の類の使い手ばかりで、ハリウッドでよくあるアメリカナイズされたファンタジーの「ニンジャ」の域を出ることはない。
しかしエレクトラのように、戦う女性が大好きな人には見どころは多いのではないか。
原作をブラッシュアップしたセクシーなエレクトラのコスチュームも良い。
話題的なところとしては、敵のひとりに、日本でも人気の格闘家ボブ・サップが起用され、ハリウッド・デビューを果たしている。
笑うかもしれないが。
とにかく本気で見るより、酒でも飲みながら、友達とワイワイやって楽しみたい映画だ。
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