『ダブル・ジョパディー』
1999年アメリカ
原題:Double Jeopardy
監督:ブルース・ベレスフォード
脚本:デヴィッド・ワイズバーグ
ダグラス・クック
音楽:ノーマンド・コルベイル
出演:アシュレイ・ジャッド
トミー・リー・ジョーンズ
ブルース・グリーンウッド
アナベス・ギッシュ
ローマ・マフィア
ダヴェニア・マクファーデン
ベンジャミン・ウィアー
スペンサー・トリート・クラーク
ジェイ・ブラゾー
マイケル・ガストン
ベン・ボード
デイヴ・ハガー
『ダブル・ジョパディー』イントロダクション
リビー・パーソンズ(アシュレイ・ジャッド)は実業家の夫ニック(ブルース・グリーンウッド)と愛する4歳の息子マティ(ベンジャミン・ウィアー)と幸せな暮らしを送っていた。
海辺の邸宅でリビーはマティと釣りをしたり、ニックが開いたチャリティを楽しんだり、何の不足もなかった。
そんな幸せのなか、ニックはリビーにサプライズ・プレゼントを用意する。
以前からリビーが欲しがっていたヨットを買おう、とニックはいうのだ。
まずはお試しで一晩過ごしたのち、本当にリビーが気に入ったならそのヨットを買う、ということで、リビーとニックは夫婦水入らずでクルージングを楽しむ。
その夜のことだった。
ふと目を覚ましたリビーは、自分の体に血が付着していることに気が付いた。
そして、ニックの姿が見えない。
ヨットの船内は血だらけだった。
そして凶器と思しき血まみれのナイフをリビーが見つけたとき、沿岸警備隊の船がヨットに近づいてきた。
警察の捜査が進むが、ニックは発見されなかった。
状況証拠からニックの死が判じられるとともに、リビーにニック殺しの罪が着せられる。
信じられないリビーだったが、その罪は覆らず、リビーは投獄されることになる。
リビーは息子のマティを親友のアンジー(アナベス・ギッシュ)に託すと、刑務所に服役する。
はじめこそ頻繁にマティを連れて面会に来ていたアンジーだったが、ある日突然、連絡が取れなくなる。
マティの身を案じ必死に独自調査するリビー。
すると、ニックの殺人事件は実は狂言で、アンジーも共犯だったことが判明する。
ニックは事業の資金繰りに行き詰まり、保険金目的でリビーを罠にはめたのだった・・・。
身に覚えのない夫殺しの罪で投獄された妻。愛する息子を取り戻すため、法の盲点を利用した彼女の反撃が始まる!緊迫のサスペンス・アクション!『ダブル・ジョパディ』
アメリカ合衆国憲法修正第5条に「二重処罰の禁止」というものがある。
ひとは、同じ罪で二度裁かれることはない、というものだ。
この法律が映画のタイトルになっている。
幸せな3人家族で暮らしていた人妻が、夫殺しの容疑をかけられ収監、そして仮釈放のとき逃亡し、真犯人を探し、復讐を果たすまでの物語。
主演はアシュレイ・ジャッド。
『ヒート』や『評決のとき』で当時注目を集めた。
実はこの映画、主役はジョディ・フォスターだったのだが、彼女の降板により、アシュレイ・ジャッドに役が回ってきた。
相手役には、日本のCMにもちょくちょく登場しているトミー・リー・ジョーンズ。
彼女に振り回される保護観察官役を見事に演じている。
復讐のために周囲を巻き込んでいくヒロインの姿に、賛否両論あるだろうが、そこは『ドライビング Miss デイジー』のブルース・ベレスフォード監督が、見事なサスペンス・アクションとして仕立て上げている。
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