映画評『クリフハンガー』標高4000メートルの雪山で、強奪した大金を取り戻そうとする国際犯罪組織と戦うレスキュー隊員をスリリングに描く山岳アクション!

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『クリフハンガー』
1993年アメリカ
原題:Cliffhanger
監督:レニー・ハーリン
脚本:マイケル・フランス
   シルヴェスター・スタローン
原案:ジョン・ロング
音楽:トレヴァー・ジョーンズ
出演:シルヴェスター・スタローン
   ジョン・リスゴー
   マイケル・ルーカー
   ジャニーン・ターナー
   レックス・リン
   

『クリフハンガー』イントロダクション

ロッキー山脈で救助隊員をしているゲイブ(シルヴェスター・スタローン)は、友人ハル(マイケル・ルーカー)からの救難信号を受けて山頂に向かった。

ハルは恋人のサラ(ミシェル・ジョイナー)と登山していたが、山頂まで来てひざを脱臼してしまい、動けなくなったのだ。

ゲイブは軽々と険しい岩肌をつたい、ふたりのもとにたどり着く。

あとは同伴したヘリコプターに二人を乗せることになる。

ヘリコプターから降ろされたワイヤーを岩につなぎ、先にハルがヘリコプターまでワイヤーをつたっていく。

今度はサラの番だ。

ゲイブがサラにフックを取り付け、ワイヤーに通し、サラは恐る恐るワイヤーを渡りはじめる。

が、ワイヤーの中ごろまで来たころ、サラに取りつけられていたベルトの金具が壊れ、サラは中吊りになってしまった。

必死にベルトにしがみつくサラだったが、今にも落ちそうだ。

ハルはワイヤーに絡まるベルトがもたないと判断し、救助に向かおうとするゲイブを制止し、自分のベルトをサラに渡そうとする。

だが、ゲイブはそのハルの制止を聞かず、自分がサラを助けにワイヤーをつたっていった。

そしてついにはサラの腕をつかむ。

しかし、少しずつサラの手が滑り、ゲイブの手から抜けてしまう。

「死にたくない!」

悲痛な叫びを響かせながら、サラは落下していった。

・・・

8か月後、財務省。

リチャード・トラヴァース(レックス・リン)は上司の指示を受け、サンフランシスコに転勤になったFBI捜査官のマスセン(ヴィト・ルギニス)を乗せて、一般には流通しない紙幣の札束を飛行機で運ぶことになった。

・・・

ゲイブはあの事件から1年ぶりに元同僚で恋人のジェシー(ジャニーン・ターナー)に会いに行く。

しかしジェシーは、皆がサラの死を受け止めていたつらかった時期に、一人逃げていたゲイブに腹を立てていた。

ジェシーはあの時ヘリに乗っており、事故の一部始終を見ていたので、ゲイブには何の過失もなかったことはわかっていた。

だがゲイブには簡単に割り切れなかった。

ゲイブは一緒に町を離れようというが、ジェシーは断り、二人は別れることになる。

・・・

飛行中の財務省の飛行機の中から、マスセンは怪しい機体が近づいてくるのを警告した。

だがトラバースに止められ、突然銃で撃たれてしまう。

同時に、機長も副機長を射殺していた。

機に乗る半分のメンバーが裏切り者だったのだ。

トラバースは飛行機からケーブルを渡して札束の入ったケースを近づいてきた飛行機に渡そうとするが、かろうじて生きていたマスセンが銃を乱射し、ケースはロッキー山脈に落としてしまう。

財務省の飛行機は仕掛けられた爆弾で爆散、強盗犯たちの飛行機も、マスセンの乱射により油圧装置が破壊され、山に不時着した。

強盗犯たちは、遭難した登山客を装い、無線で助けを求める。

救助に向かったのは、ハルだった・・・。


標高4000メートルの雪山で、強奪した大金を取り戻そうとする国際犯罪組織と戦うレスキュー隊員をスリリングに描く山岳アクション!『クリフハンガー』

シルヴェスター・スタローン主演の山岳アクション。

標高4000メートルの雪山で、強奪した大金を取り戻そうとする国際犯罪組織と戦う男をスリリングに描く。

山岳レスキュー隊員のゲイブは、同僚の親友ハルの恋人を救えなかったショックから、山を去る。

そんなある日、ロッキー山脈からSOS信号が。

単身で救出に向かったハルを追って、再び山に入るゲイブだったが、それは犯罪組織が仕組んだ罠だった・・・。

タイトルの「クリフハンガー」とは「崖に中吊りになるもの」という意味だが、本来の意味は「手に汗握る連続活劇」である。

その意味の通り、ストーリーは次々に展開し、主人公は危機また危機の連続。

冒頭からの衝撃的な落下シーンなど衝撃的な画作りでインパクト抜群。

相変わらず強靭な肉体美を誇るスタローンにも注目。


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