映画評『アフター・アース』禁断の“超危険惑星”に立ち向かうSFアクション大作!ウィル・スミス親子が圧倒的絶望に共に挑む!

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『アフター・アース』
2013年アメリカ
原題:After Earth
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
   ゲイリー・ウィッタ
原案:ウィル・スミス
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ジェイデン・スミス
   ウィル・スミス
   ソフィー・オコネドー
   ゾーイ・イザベラ・クラヴィッツ
   ジェイデン・マーティン
   グレン・モーシャワー
   クリストファー・ヒヴュ
   デヴィッド・デンマン

『アフター・アース』イントロダクション

2025年、かつての地球は楽園だった・・・人間が破壊するまでは。

人類を救う機関「ユナイテッド・レンジャー」が組織されたのはすでに1000年も前のこと。

「ユナイテッド・レンジャー」の任務は地球からの人類脱出。

人類は新しい星、ノヴァ・プライムに移り住む。

だがそこには先住民がいた。

先住民は地球人類を抹殺すべく「アーサ」という化け物を送り込んできた。

「アーサ」は人間を狩るために生み出されたモンスターで、視覚も嗅覚もないが、人間の恐怖心を感知し、襲ってくる。

人類は再び絶滅の危機に瀕し、「ユナイテッド・レンジャー」に助けを求めた。

そこに英雄が現れる。

総司令官サイファ・レイジ将軍(ウィル・スミス)、オリジナル・ゴーストだ。

ゴーストとは恐れを感じず、恐怖をアーサに臭わせない。

ゴーストになればアーサには見つからないのだ。

そのサイファ・レイジが最高司令官を務めるレンジャー部隊の訓練生のなかに、サイファの息子で13歳の少年キタイ(ジェイデン・スミス)がいた。

キタイは能力的な成績は申し分なかったが、精神的にまだ未熟として、レンジャーに正式任用されなかった。

キタイの心には、幼少時、姉のセンシ(ゾーイ・イザベラ・クラヴィッツ)がアーサに殺害されるのを、なすすべもなく見ているしかなかった恐怖心がトラウマとなって残っていた。

そんなキタイのもとに、父のサイファが任務から帰還してくる。

レンジャーとして任官されなかったことをキタイは報告するが、サイファの対応は父としてではなく、冷静な指揮官のものだった。

サイファは引退を考えており、その最後の任務にキタイを同行させることにする。

二人が乗った宇宙船は、しかし、任務地に向かう途中で小惑星嵐に会い、宇宙船は深刻なダメージを受ける。

たまたま近くにあった第一級隔離惑星地球に不時着を試みるも、宇宙船は真っ二つに折れて墜落、サイファも重傷を負ってしまう。

生き残るために、キタイはひとりで救難発信器を探しに出るしか無かった・・・。

禁断の“超危険惑星”に立ち向かうSFアクション大作!ウィル・スミス親子が圧倒的絶望に共に挑む!『アフター・アース』

ウィル・スミスが息子のジェイデン・スミスと共演するSFアクション・サバイバル映画。

もともとウィル・スミスの企画で、監督のM・ナイト・シャマランがそれを気に入りメガホンを取った。

物語は、極悪な環境に叩き込まれ、使命を帯びた少年の探索行と、それをサポートする父親がメインですすみ、登場人物は映画としては驚くほど少ない。

舞台美術やCG・VFXに特にそん色はないものの、かといって新しいものもない。

主演のジェイデン・スミスは頑張っているものの、親ほどの花があるわけでもなく、また今作のウィル・スミスも、今作では控えめにすぎて、贔屓目に見ても映画は退屈なものだ。

悪くいってしまえばウィル・スミス親子のプライベート・フィルムを見せられているような、そんな気さえしてしまう。

親子の絆や恐怖心の克服といったテーマはあるが、予定調和的に進むストーリー展開、予想を超えることのない画作りは、及第点は与えられても、良作とはいい難い。

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