リスニング対策!英語の聴き取り力を伸ばす

リスニング 英語学習
スポンサードリンク

この記事を読んでほしい人

・英語のリスニングで伸び悩んでいる人
・大学入学試験やTOEICなどでリスニング対策がこれからの人
・簡単な文章なのに聴くと全然わからない人

この記事を読むことで、リスニングの勉強法になにか解決の糸口を見つけられれば幸いです。

リスニングができていないのは、どういう状況?

リスニング

1.そもそも単語や文法、表現を知らない
2.知ってる単語や表現であっても、聴き取れない
3.聴き取れたとしても、話すスピードに理解するスピードがついていかない

1については、ホントにそもそもなので今回は除外します。

問題は2と3ですよね。

なぜでしょうか。

・聴き取りができない=正しい発音で単語を覚えていない・練習していない
・理解のスピードがついていかない=英語を英語のまま理解する練習ができていない

つまり逆に言えば、リスニングができるというのは

①聴き取りができる
②英語の意味が瞬時に思い浮かぶ
③英語を英語の語順のまま理解できる

・・・という状態なのです。

それぞれもう少し詳しく見ていきますね。

①聴き取りができる

発音を聴いて、文字がイメージできる状態です。
「アポー」ときいたら「Apple」だなとわかる状態です。

②英語の意味が瞬時に思い浮かぶ

①の例でいえば、「アポー」と聞いた時、1秒とかからずあの「赤くて丸くて食べられる果物・・・」というイメージが思い浮かぶか、です。日本語で「リンゴ」と聞いた時にイメージが思い浮かぶのと同じ現象が起きるかどうかです。

③英語を英語の語順のまま理解できる

英語は日本語と主語、述語、装飾後なんかの語順が違います。

I eat apple.

の語順を変えずに日本語に無理やり訳そうとすると、

「わたしは たべる りんごを」

となってしまいますよね。

普段日本語訳の練習をする際は、これを日本語の順番に入れ替えて「私はリンゴを食べる」とするわけですが、リスニングではこれをやっていると、1文を聴き終えるまで意味が取れないことになってしまいます。そうこうしてると次の文章が始まってしまいます。

だから英語を英語の語順のまま理解する必要があるのです。

リスニング力をアップさせる方法

リスニング

それでは、具体的にリスニング力をアップさせる方法、つまり

①聴き取りができる
②英語の意味が瞬時に思い浮かぶ
③英語を英語の語順のまま理解できる

ようになる練習方法をやっていきます。

これには、ディクテーション(書き取り)をつかった練習が効果的です。

以下の通り、7つのステップを踏んでいきます。

(1)教材を用意する

 文字を読んでみて、ある程度わかるレベルの教材を用意します。
 テキストと音声がそろっているものです。
 音声スピードはナチュラルスピードのものが望ましいですね。

(2)英文を聴く

 最初は短めの英文を一文単位で聴くことから始めます。
 聞き流すのではなく、一文ずつ、再生を一時停止してリピートして聞いてみましょう。


 

(3)聴いた英文を書き取る

 一文ずつ、聞いた英語を文字に起こしていきます。
 この作業で、一つの英文がいろいろなパーツ(名詞や動詞、冠詞、前置詞などです)からできているのがわかり、聞こえにくい単語を意識することができます。一度で聴き取れた部分、何回かやってみて聴き取れた部分、何度聴いても聴き取れない部分を意識してください。

(4)テキスト文で確認する

 次に、テキストと照らし合わせて、正しく聴き取れていたか確認します。ネイティブの発音でも全員が同じではありませんので、自分の耳との相性もあります。ほかの人の発音なら聴き取れることもありますので、あまり神経質にならずに次へ進みましょう。

(5)完全に理解した英文を繰り返し聞く

 自分なりに想像していた音と比較し、音の強弱やリズムの変化を意識して繰り返し聞いてください。
 ここで英文の意味もしっかり把握しておきましょう。

(6)ネイティブの発音をまねて音読・シャドーイングする

 自分なりに英文を読むのではなく、ネイティブの発音を聞こえたとおりに真似して音読してください。
 自分が思っていた発音と違っても、そのまま真似して何度も繰り返し音読します。
 Take it easy(気楽にやれよ)も「テイクイットイージー」じゃなくて「ティキッティーズィー」みたいに聞こえませんか? 

 音読は実際に声を出して文章を頭から追うしかないので、英語を英語の語順のまま理解する練習になります。
 ここは避けずに取り組んでください。

(7)長めの文でディクテーションをくり返す

 今度は一文が長い英文で、英文を単語ごとではなく、「かたまり」でとらえながらディクテーションします。
 慣れてきたら、少しずつ複数の英文単位でディクテーションしてみましょう。
 音声を繰り返し聴きながらチャレンジしてみましょう。

まず、一か月は練習しよう

明日明後日にすぐに上達する語学学習法はありません。

コツコツ練習を重ねて、ようやく成果が出るものです。

まずは一か月は継続して練習してみましょう。

最後に、初級者のリスニング強化に役立つ教材を紹介します。自分のレベルに合ったものを選んで、リスニング力強化にお役立てください。

くもんの中学英語リスニング 中学1~3年スーパーステップ

さすがくもんの内容です。基本的な単語の発音から始まり、高校入試対策までの内容。
リスニングに苦手意識のある人はここから始めるのも良いかもしれません。

Mr.Evineのリスニング力向上ブック〈1〉高校基礎レベル

こちらも定評あるMr.Evineのシリーズです。
高校レベルなので、語順、時制、疑問文など、文法を意識したリスニング学習ができます。

速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3

初級レベルの単語、表現を総復習しながら勉強を進められます。
初級者のディクテーションやシャドーイングの練習にもぴったりです。

英語耳〔改定・新CD版〕発音ができるとリスニングができる

まずは正し発音を学ぶことから始めます。
英語の発音やリズムをしっかり学んでリスニングトレーニングをすることで、リスニング力のアップになります。

ゼロからスタート リスニング だれにでもできる英語の耳作りトレーニング

簡単な英文で英語の音の特徴が開設されています。さまざまな場面で使える会話文を素材に学習できるようになっています。単語や英文も高校レベル程度なので、取り組みやすい内容になっています。

ゼロからスタートディクテーション

1日10分のトレーニングで学習していけるようになっています。短文からニュースまで、さまざまな素材で学習することができます。

テンポ・リズムが体にしみこむ英語音感レッスン〔スペシャルCD付〕

扱われている例文も難しいものではなく、さまざまな場面での会話が素材になっています。ビオラの音で英語のリズムを表現し、それをなぞることで英語特有の音の高低や抑揚を身につけられるようになっています。

CD付 究極の英語ディクテーション Vol.1

ディクテーションを通してリスニングを鍛えるための教材です。発音、文法、実戦と段階を踏みリスニング力が強化できるようになっています中学レベルの基礎力でも勉強できるようになっているので初級者でも取り組みやすい本です。


今回は以上です。

こちらの記事もどうぞ
≫音読で英語力を上げよう! 音読学習の重要性について&教材10選

コメント

タイトルとURLをコピーしました