初心者がぜったい選んではいけない英語リスニング教材

封印された本 英語学習
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英語学習のうち、リスニングは大学入学試験のみならず、TOEFLやTOEICなどの資格試験でも避けては通れない課目です。

ですが、学校の英語ではリスニングを鍛える勉強の機会は少なく、どうしても独学での学習になりがちです。

そんなリスニングの勉強のための教材が、本屋さんに行くとたくさん並んでいます。

どれにしようか迷ってしまいますが、初心者のうちにはぜったいに選んではいけないリスニング教材というのがあります。

それは

  1. 自分のレベルにくらべて高すぎる資格試験対策教材
  2. ニュース記事教材
  3. ネイティブ英語教材
  4. シャドーイング

これから以上4つのポイントを説明しますので、リスニングの学習を始める際に、気にしてみてください。

ぜったい選んではいけない教材のポイント

ロープ

初心者のかたが

「さあ、これから英語の勉強をするぞ!」

「リスニング対策するぞ!」

と思い立ち、手に取るのはどんな教材でしょうか?

初心者がやりがちなのが、大いに意気込んで

『上級者向けのレベルの高すぎる教材を選んでしまう』

という失敗です。

「やるぞ!」という意識はとても大事なのですが・・・。

自分のレベルに見合わないハイレベルの教材をいざ始めようとすると、その高い壁に太刀打ちできず、挫折してしまうことでしょう。

①自分のレベルにくらべて高すぎる資格試験対策教材

代表的な資格試験であるTOEICで、現在400点台のかたが、いきなり「800点台を目指す」参考書を買っても、効果は期待できません。

TOEICで高得点を取るためのリスニング教材は、音声の読み上げスピードも速く、難しい単語や表現が次から次に出てきます。

そんな音声教材を再生しても、何を言っているのかほとんど聞き取れず、打ちのめされることでしょう。

まずは自分のレベルに合った教材から挑戦しましょう。

②ニュース記事教材

ネイティブが読み上げるニュース記事を教材にしたものがあります。

これらはあくまでネイティブレベルのリスニングを鍛えるためのもので、資格試験のリスニングレベルよりも難易度が高いです。

初心者が手を出しても、ほとんど聞き取れないでしょう。

教材を買う前に、試しにYouTubeなどでニュース画像を検索してリスニングしてみてください。

初心者がニュース記事教材に手を出すべきではない理由が実感できると思います。

③ネイティブ英語教材

初心者は、まだ基礎的な文法や単語、発音が身についていません。

基礎的な文法や単語、発音が身についていない状態では、ネイティブ英語系の教材はまだ意味がありません。

いわゆるネイティブ英語は、アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアのように、それぞれのネイティブスタイルがあります。

アメリカン・イングリッシュ、ブリティッシュ・イングリッシュなどそれぞれを勉強しても、基礎的な英語力がなければ、ネイティブ以外の人が使う英語が聞き取れない、理解できないことはよくあります。

逆に基礎的な部分がしっかりできていれば、ネイティブの話す英語も聞き取れるようになります。

ネイティブ英語を学習するのは、すでに基礎が固まった段階で、特にネイティブスピーカーと接する機会が多く、その人たちとどうしてもコミュニケーションをとる必要がある場合くらいになってからで大丈夫です。

④シャドーイング

音読の学習の一環でシャドーイングを推奨する勉強法を紹介する教材は、近年ますます増えているようです。

読み上げられる音声を、輪唱のように追いかけて発音する学習法で、耳で聞いた音をすぐに自分の口で繰り返すことから、リスニング強化と発音改善に効果があるとされています。

このシャドーイング、確かに効果は高いのですが、一つ難点があります。

それは負荷が大きいということです。

もともとシャドーイングはプロの通訳を養成するトレーニングとして開発された学習法です。

通訳は相手の話を聞きながら、ほぼ同時にそれを外国語に翻訳する、またはその逆を行うたいへん高度な行為です。

シャドーイングは「聴きながら話す」ことに慣れるための訓練方法なのです。

英語の通訳の訓練をしようという人は、すでに高い英語力を身につけています。

そんな人たち向けのトレーニングなのですから、初心者には当然敷居が高い。

発音のやヒアリングの練習をしっかり積んでから、シャドーイングに入るべきです。

逆に初心者におススメのリスニング教材は?

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それでは逆に、おススメのリスニング教材はどのようなものでしょうか?

かんたんに解説します。

①中学英語レベルの教材を選ぶ

初心者におススメのリスニング教材は、まずは中学レベルのものから選びましょう。

もちろんCDもしくはダウンロード音声サービス付の教材を選びます。

今回は『安河内哲也の7日間で「中学3年間の英語」復習講義スーパーCD付』をおススメします。



②一度目は本を開かず、CD音声を聞き流す

③本を開いて、聴き取れなかったところを確認する

④もう一度聞き直す。

これをくり返します。

慣れてきたら、ディクテーションにも挑戦してみましょう。

ディクテーションについては、こちらの記事もどうぞ
≫英語を聞き取る! ディクテーションという勉強法

中学レベルのリスニングに慣れてきたら、少しずつ教材のレベルを上げていきましょう。

リスニングに限らず、上達のコツは、いきなり高いレベルの教材に挑戦せず、自分のレベルを見極めながら、少し上にチャレンジし、着実にクリアしていくことです。

地道ですが、“ローマは一日にして成らず”です!

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