この記事を読んでほしい人
- 英語に苦手意識(アレルギー)のある初学者
- 英文法の勉強をやり直したいひと
- 英文法の勉強を始めるのにおススメのテキストを知りたい人
英単語の勉強とならんで英文法は英語学習の大事な基礎部分です。
今回はその英文法の基礎部分を、一か月という期間で学習する方法と使用するテキストについて説明します。
最初に言っておくと、一か月で英文法が身につく、というわけではありません。
英語の学習は積み重ねが大事で、何度も何度も繰り返しやることで身になっていきます。
一か月で基礎の英文法が一周できれば、3カ月で3週、半年で6週、復習できる計算です。
回を重ねるうちに一回の復習時間も短くできるようになってくると思います。
そうすれば同じ期間でも復習回数が増やせ、より記憶への定着が図れるようになります。
まずは第一歩としての、英文法の最初の一か月の勉強法、試してみてください。
1.英文法最初の一か月の勉強法(英語アレルギーでもできる)

まず勉強法についてですが、問題集を使って進めていきます。
英語アレルギーな人にも取り組みやすい問題集をあとで紹介します。
問題集はただ、漫然と問題を解き進めていくのと、進捗を計画して進めていくのとでは、問題への集中力が変わってきます。
ここではまず、問題集の取り組み方についてポイントを紹介します。
ポイントは3つです。
①一回目は問題を普通に解き、解けた問題はレ点などでチェックを入れる
②問題集が一周終わったら、間違えた問題(チェックが入らなかった問題)だけを再度解く
③1冊の問題集を一週間で終わらせる
以上の3つです。
①一回目は普通に解き、解けた問題はレ点などでチェックを入れる
①の解けなかった問題にレ点チェックを入れるのではなく、解けた問題にチェックを入れるのは、単に効率の問題です。
できなかった問題にチェックを入れると、何度もやっていくうち、できなかった問題にいくつもレ点チェックが並ぶことになり、テキストがごちゃごちゃしてしまいます。
解けた問題はすでに理解できているのですから、チェックマークを付けてもそう何個もチェックマークが並ぶことはありません。
なので解けた問題にチェックマークを付け、解けなかった問題は無印のまま再チャレンジするのです。
②問題集が一周終わったら、間違えた問題(チェックが入らなかった問題)だけを再度解く
②では、一回目の答え合わせのときに、なぜその答えになったのか、しっかり考えてから、再チャレンジしましょう。
一度正解した問題は、理解できている個所ですから、再度やる必要はありません。
むしろ間違えた個所・わからなかった箇所が弱点なのですから、しっかり復習をして、問題に再チャレンジしましょう。
③1冊の問題集を一週間で終わらせる
③については、のちほど、英文法の問題集を4冊紹介するためです。
内容は中2向けの問題集2冊と、中3向けの問題集2冊です。
これら計4冊を一か月で終わらせるのです。
復習までの時間が短く、また回数が多ければ多いほど、記憶への定着は強くなります。
そのための4冊と、一か月という期間だと考えてください、
2.中学英語の英文法に取り組もう

なぜ中学英語の英文法かといえば、その重要性です。
2015年のアルク教育総合研究所の調査(「英語教育実態レポート」)によると、大学入学センター試験の英語の74%が中学英語の知識のみで解答可能だそうです。
これは2021年からの大学入学共通テストでもその傾向は変わらないでしょう。
また、ネイティブの日常会話の8割は中学英語で対応可能とも言われています。
中学英語は基本でもあり、英語学習の大部分を占める重要な部分でもあるのです。
3.初心者おすすめ中学英語問題集

それではここから、取り組んでいく教材を紹介します。
英語初学者、英語アレルギーのかたでも取り組みやすい英文法の問題集です。
英文法勉強最初の一か月、まずは勢いをつけて始めてみましょう。
わからないをわかるにかえる中2英語
問題よりも説明文が多く、まだ基本的な英文法が身についてないかたにはおすすめです。
基本的な文の構造、時制、助動詞や接続詞などの中学2年で習う英語を学ぶことができます。
見開きの左側で解説、右側で問題となっており、わからないところはすぐに解説に立ち戻れます。
このシリーズはフルカラーで見やすく、サクサクページを進めることができるのが特徴です。
わからないをわかるにかえる中3英語
上記の問題集の中3バージョンです
受動態や現在完了形などの中3英語全般を学ぶ内容です。
チャート式シリーズ基礎からの中2英語準拠ドリル
『わからないをわかるにかえる~』シリーズと比べると、ぐっと問題集らしくなります。
『わからないをわかるにかえる~』でインプットした知識をこの『チャート式』シリーズでアウトプットする練習です。
チャート式シリーズ基礎からの中3英語準拠ドリル
少々問題形式も、応用問題が増えるなど、難しくなっていきますが、気にせず取り組んでください。
間違えた問題は、もういちど基礎にふりかえり、再チャレンジしましょう。
これら4冊の問題集を、1冊1週間で終わらせ、1カ月で中学英文法を学習しましょう。
4.まとめ

英語初学者、英語アレルギーのあなたがやるべき、英文法最初の一か月の勉強法は、
・今回紹介した4冊を順番に、
・1冊1週間、1カ月かけて4冊解く。
そのさい、
・一回目は問題を普通に解き、解けた問題はレ点などでチェックを入れる
・問題集が一周終わったら、間違えた問題(チェックが入らなかった問題)だけを再度解く
繰り返しになりますが、英語は一回勉強したら身につくものではありません。
しかし一度学習したところは、繰り返せば記憶に定着していきます。
一回目は1カ月の計画で勉強し、2回目はもっと短い時間でできるようになります。
問題集は何回も繰り返し、確実に自分の実力にしていきましょう。
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