たとえ日常会話が話せるレベルになっても、ちょっと専門的な話題になった途端理解できなくなったり、聴き取りできなくなったり、伸び悩むポイントが出てきます。
英語学習していても、まだまだ【英語脳】ができあがっていないうちは、そんな壁に何度もぶち当たることになります。
今回はそんな時にやるべき学習法【多読】についてお話しします。
1.誰もがつまづく壁がある

ある程度英語を勉強していると、学力が伸び悩むポイントがやってきます。
この「ある程度」に個人差はあるものの、会話のスピードが上がったり、仕事や趣味についてすこし掘り下げたレベルの話になると、途端についていけなくなるのです。
英会話学校では先生のゆっくり話してくれる丁寧な言葉は聞き取ることができても、実際に海外留学するとネイティブの話すことばがさっぱりわからない、ということもあるのです。
2.【英語脳】を手に入れる3つのステップ

そんな英語の壁を乗り越えて、【英語脳】を手に入れるるためには、3つのステップを意識しましょう。
①発音
まずは言語の基本である音をしっかり理解、身につけましょう。
正しい発音を身につけなければ、話しても通じないし、相手が何を言っているのかもわかりません。
②ヒアリングと語彙の増強
つぎに、ヒアリング力を高めます。
相手の言っていることを理解するためには、同時に語彙力を増やしていく必要もあります。
③多読
そして【多読】です。
【多読】することによって、英語の総合力を底上げしていきます。
【多読】のコツは「とにかくたくさん読む」ことです。
英語を始めたばかりの初学者や、リーディングに慣れていない学習者にとっては、たくさんの英文を読むのはちょっとしたハードルではあります。
ですが毎日英語を読む音で、英語を読むスピードや精度は上がっていきます。
ネイティブの話すスピードは、約200語/分と言われていますので、それを目標にしましょう。
3.多読のすすめ

多読に慣れるまでは、英文を読むこと自体たいへんです。
自分の好きなジャンルや、自分の仕事に関係のあるテーマなど少しでも興味のあることをえらんで、今の自分にあったレベルの英文を読むようにしましょう。
①語彙制限本
ラダーシリーズやペンギンリーダーズのように、英語学習者を対象にしたレベル別になった本がまずはお勧めです。
学習者のレベルに応じて使用されている語彙が制限されており、「読みやすい」工夫がなされています。
本によって難易度が選べますので、まずは多読の入り口として最適です。
②対訳本
本を開いて見開きの左に英文、右側に日本語の対訳文が載せられた本です。
同じ内容の文章を英語と日本語の両方で読み進めることで、意味を撮りながらリーディングに慣れていくことができます。
大きな本屋の洋書コーナーに行くと、映画や有名な文学の対訳本などがそろっています。
興味のあるものから読んでいきましょう。
③英字新聞やニュースサイト
最新のニュース、時事ネタを知ることができますが、語彙制限本や対訳本にくらべると難易度は上がります。
ですがいちばん「生きた英語」を吸収できるのもこの英字新聞やニュースサイト。
あるていど自信がついたらチャレンジしてみましょう。
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≫英語学習に英字新聞を使ってみよう!初心者におすすめな英字新聞3選
4.まとめ

英語学習には必ずと言っていいほど、何度も壁が立ちはだかります。
その都度、基本の考えに立ち返って学習を継続させましょう
- 発音はできてますか?
- ヒアリングや語彙はどうですか?
- 多読してますか?
大事なのはこれらを継続して確認、実行する努力です。
【多読】で毎日英語に触れることで、【英語脳】を手に入れましょう。
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