東大英単語熟語鉄壁(通称:鉄壁)の名前をきいたことがある受験生もいらっしゃるでしょう。
そのそも「鉄壁」は、鉄緑会という、東大合格者を多数輩出している超優秀な塾で使用されている単語帳です。
しかしそのタイトルから
「東大受験生しか使わないんじゃないの?」
と単純に手が伸びない人も多いと思いますが、東大受験以外でも難関大受験生にも使用者が多いのも特徴です。
難易度的にはセンター試験~難関大レベルです。
実際、鉄壁はどんな英単語帳なのか検証してみましょう。
○内容の濃さ

鉄壁の単語収録数は3,196語、熟語1,053語。
一つの単語に
①日本語の意味
②例文
③イメージイラスト
④語源
⑤派生語
⑥熟語
などの項目が併せて載せてあり、良く構成されています。
またテーマごとに全50章にわかれており、章ごとに関連した単語が集められています。
各章の終わりにはチェックとしてテストのページがあります。
全部で666ページという、単語帳としては他の追随を許さない分厚さを誇ります。
○「鉄壁」の弱点
以上の内容の濃さがそのまま弱点とも言えるのが泣き所。
生半可な気持ちでは、そのボリュームの前に屈してしまいがちです。
英単語帳の使い方として、何度もリピートするというのがありますが、この分量をまともにリピートすると時間がいくらあっても足りないのではないかと思われます。
○「鉄壁」の使い方
それでは「鉄壁」を使った勉強法を紹介します。
ちょっとその前に残念なお知らせがあります。
「鉄壁」の勉強法には根性が要りますw
ボリュームの多さからどうしてもしょうがないです。
気持ちを据えてトライしてください。
1.1日5章ずつやる
あたまから順番に読み込みます。(たぶん最初は1時間くらいかかります)
ゆっくり読まず、サッサッと読んでいきましょう。
どうしてももうちょっと労力を減らしたい場合は一単語一義にしぼってやってみましょう。
きつければ章末のテストは飛ばしてよいです。
2.翌日、前の5章にぱっと目を通した後、今日の5章をやる
この分量をこなすことで、10日で一周できます。
一か月で3周まわすことができます。
どの単語帳もそうですが、数をこなすために頑張りましょう。
よほどの天才でない限り、一度や二度読んだからと言って頭に入るものではありません。
方法自体は簡単ですね。
難しいのは継続力です。
あと、筆者によると、できれば高校2年くらいから始めたほうがいいそうです。
3.CDを使う
「鉄壁」には対応するCDも発売されています。
これを使うことで、耳からの学習もできます。
発音やアクセントなどを強化したい人も、併せて使うことで定着度がアップするでしょう。
4.番外:辞書代わりに使う
単語の網羅性、例文やイメージ図、類義語、派生語の確認のしやすさから、辞書代わりに使っても良いと思います。
単語帳としては重いとはいえ、辞書と比べたら軽いですから、持ち運びにはいいですね。
○まとめ
以上の通り、内容の濃さをどう取るか、どう生かすかでこの「鉄壁」を使いこなせるかどうかが分かれると思います。
「いや鉄壁やっぱりムズイよ・・・」と萎えてしまった方は、こちらの記事もどうぞ。
【英単語の覚え方】シンプルな単語暗記の最短ルートとおすすめ単語帳
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