ニュースで使われる英語を理解するためには、ある程度の英語力が必要になります。
中学や高校で習う英文法や、会話、英作文など、「読む」「聞く」「話す」「書く」がそれなりにできるかどうかです。
かんたんな英会話ができても、たとえばテレビのニュースでアナウンサーが何を言っているのか聴き取れない、またはスピードについていけない、ということは多いと思います。
近年はテレビ・ラジオだけでなく、インターネットの配信やSNSでもニュースが視聴できる時代。
いきなり最初からこれらに突撃して、撃沈した経験がある方も多いのではないでしょうか。
アナウンサーやキャスターが話している英語を聞き取れるようになるためには、それなりの段取りが必要です。
今回は教材を使って独学で、ニュース英語を聞き取れるようになるための参考書を紹介します。
ニュース英語のためのリスニングを鍛える参考書5選
はじめての英語ニュース・リスニング(〔CD+テキスト〕)
VOA(Voice Of America:アメリカ合衆国政府運営の国営ラジオ放送)の基本語彙1500語で書かれた原稿を使用し、短めの英文原稿をゆっくりめのスピード(100語/分程度)で読み、リスニング力を鍛えていきます。
いきなりネイティブのナチュラルスピードでは厳しい、という方はまずこれから始めてみてはどうでしょうか。
付属CDには、60本のニュースが実際に放送されたそのままの音源で収録されています。
AFN・VOA・BBCで聴く10年―2000-2009年重大英語ニュース
2000年から20009年のあいだにAFN、VOA、BBCで放送された重大ニュースの中から厳選された64本が収録されています。
各テキストに英文、翻訳、語句の注釈、そしてそのニュースの解説が載っています。
現在に至る歴史の流れを感じることができるニュースばかりです。
CD付 トップダウン方式 ニュース英語のリスニング
災害、事故、犯罪、社会、健康、スポーツ、国際、政治、経済、環境、科学、天気と12分野を、48本の基礎的ニュースで学習します。
音声スピードも Low / High / Ultra High の三段階、CD2枚にネイティブによる音声を収録。
CD付 VOAニュースフラッシュ2019年度版(<CD>)
収録されている音声はすべて本物のニュースの音源が使用されており、トランプ大統領やエリザベス女王、FacebookのCEOマーク・ザッカ―バーグも登場する、「生の声」で学習できます。
全てのニュースに英文、日本語訳、注釈が掲載されており、独学では調べきれない語彙や事件の背景知識が学べます。
CDにはVOA発信のニュースが全部で40本収録されています。
〔音声&電子書籍版付き〕CNNニュース・リスニング 2019〔秋冬〕
ニュース1本につき約30秒と短く、本数は20本。
またスピードもゆっくり(ポーズ入り)、ゆっくり(ポーズなし)、ナチュラル、の3段階が選べるので、リピーティングやシャドーイング学習にも使えます。
アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語のニュースをバランスよく配分。
CD付で、ダウンロード音声もあります。
まずはどれか1冊をじっくり学習しよう

最初からあれもこれもと手を出しすぎると、結局どれも中途半端に終わってしまいがちです。
まずはこれと決めた1冊をじっくり学習することをおすすめします。
VOAは比較的、話すスピードもゆっくりめなのが多いので、VOAの記事が多い本からやってみるのもいいかと思います。
ニュース英語を聞き取るためのリスニング強化ができれば、英検やTOEICでも通用するようになっていきます。
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