英語の勉強をしばらく続けていて、なかなか英語力が上がらず、
「この勉強法で本当に良いのかな?」
「自分には英語は向いてないのではないか?」
と悩む方も多いかと思います。
悩んだまま漫然と勉強を続けても、英語勉強自体に興味をなくしてしまったり、英語が嫌いになってしまう、なんてことにもなりかねません。
今回は英語力が上がらない、モチベーションが上がらない、と悩んでいる人に、3つのポイントをご提案させていただきます。
もくじ
- 自分の英語力に合った目標設定をすること
- 過去の自分と比べよう
- 英語学習を継続するためには
1.自分の英語力に合った目標設定をすること

何でもそうですが、英語学習においても「はっきりした目標を立てることが大事」です。
自分で目に見える目標を立てることで、飽きたりあきらめたりせず勉強を続けられるようになります。
・目標を立てる際の3段階の考え方
目標は、自分が英語をなぜ習得したいか、をよく考えてみることではっきり持てるようになります。
①まずは、英語で何をしたいのか書き出してみる
会社で英語がしゃべれるようになりたいのか、それとも資格試験や、大学受験か。
近所にいる外国人のお友達とコミュニケーションしたい、という目標のかたもいらっしゃるかもしれません。
まずは何をしたいのか、書き出してみましょう。
それが目標になります。
このとき気を付けたいのが、高すぎる目標に目が行ってしまうこと。
英語初学者が「次のTOEICで満点!」とか「半年でネイティブと同じように話せるように!」とか、自分で「いや、無理だろ」とわかっているような、あまりにも現在の実力とかけ離れた目標は避けたほうがいいですね。
最終的には素晴らしい目標に到達するのは良いことなのですが、ここではもう少し身近な目標を想定してみましょう。
高すぎる目標は、えてして挫折の要因になります。
目標を達成できず、モチベーションをなくし、「できない・・・」という負のスパイラルに陥ることになりかねません。
今回は「かんたんな挨拶とちょっとした会話をしたい」とか「TOEICで100点アップ」とか「この参考書1冊マスターする」くらい、若干低めの目標を考えてみることをおすすめします。
②どのくらいのレベルの英語が使いたいのか、考えてみる
英語を使いたいシーンがはっきり見えてきたら、そこではどのくらいのレベルの英語が必要なのか、考えてみましょう。
TOEICで600点? 700点? 800点?
日常会話なら文法はそこそこ、よく使う言い回しを覚えたり。
ビジネスでメールを書くなら、専門用語に加えて文章を作成するスキルも必要でしょう。
③目標のレベルに到達するまでの段取りを考える
②で自分がたどり着きたいレベルがはっきりしてきたら、今度は勉強法や、教材も何を使えばいいのか見えてくるはずです。
今の自分のレベルがどのくらいなのかもちゃんとこの段階で見極めたいですね。
資格試験なら対応した問題集をやりこむ、受験なら赤本、などなど、やることが判ってきます。
英会話ならリスニングやスピーキングの練習ができるCD付の教材を選んだり。
そしたら今度はその教材を終わらせるためにはどう勉強すればいいかを考えればいいですね。
たいていは教材を一回や二回終わらせたくらいではマスターできることはありませんから、何周もすることになります。
まずは5周する、とか10周する、といった目標が立てられるようになると思います。
2.過去の自分と比べよう

学習が進んだら、今の自分と、勉強を始めたばかりのころの自分を比較して、どう成長できたかイメージしてみましょう。
単語帳をやるなら、最初にいくつ覚えていたか記録しておきましょう。
それから今現在、いくつ憶えているか比較する。
スピーキングなら、自分が話している音声を定期的に録音しておくことをおすすめします。
過去の録音を聞き直して、「うっわ、へたくそだったんだなあ!」と気が付けば、上達している証です。
きっと「あ、英語ができるようになってる」と実感できると思います。
他にも、資格試験の模試の点数で比較するとか、聴き取れなかった会話が聞き取れるようになっているとか、あるはずです。
そうすることで勉強のモチベーションがアップします。
つい、英語を同じように学習している友人や知人と比較してしまうことがあるかもしれません。
「自分は勉強の進度が遅い・・・」とか「アイツのほうが試験でよい点取ってる・・・」とか。
でもこれは、あまり意味がありません。
他人は他人の勉強法と身につくスピードがあり、それはけしてあなたに当てはまるものではないからです。
人にはそれぞれのペースがあります。
他人に惑わされて、自分のペースを乱されたり、不必要にモチベーションを下げてしまったりしないように気を付けてください。
3.英語学習を継続するためには

モチベーション管理が英語学習を続けるにあたっての最大のキーだと言えます。
学校での勉強のように、押し付けられたりテストで仕方なくやっていた勉強と違い、大人になってから自発的にはじめる勉強は、上手に目標を設定していく必要があります。
まずは大きな目標設定をして、その中で小さく達成ポイントを決め、その都度振り返る。
小さく達成感を感じながら最終的に目標にたどり着く、山登りのような考え方が、英語学習を継続できるかどうかに、大きくかかわってくるのです。
小さな目標の積み重ねで大きな目標にたどり着けたら、さらに大きな目標も視野に入ってきます。
そしたらまた小さな積み重ねを繰り返し、大目標に到達することも夢ではありません。
それだけの実力がついているはずですから。
また、「うまくいったときの自分をイメージする」のもモチベーション維持には役立ちます。
英語をしゃべっている自分を想像するとか、試験に合格する自分を、なるべく具体的に想像してみましょう。
具体的であればあるほど、やるべきことが見えてくるはずです。
そうやって自分のモチベーションをコントロールすれば、きっといい結果が待っています。
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