2020-11

映画評

映画評『昼下がりの情事』私立探偵の娘と大富豪のプレイボーイの恋の駆け引きを描くビリー・ワイルダー監督のロマンチック・コメディー!

名曲「魅惑のワルツ」も有名な、名匠ビリー・ワイルダー監督の演出が冴えるロマンチック・コメディーの名作。 オードリー・ヘプバーン、ゲイリー・クーパー共演。
映画評

映画評『プレシディオの男たち』軍事基地で起きた女性憲兵殺人事件の謎に挑む、犬猿の仲の刑事と憲兵隊長

サンフランシスコのプレシディオ軍事基地で起きた女性憲兵殺人事件を共に捜査することになった元憲兵の刑事と、その憲兵の元上司の憲兵隊長が不仲を乗り越え事件に挑むサスペンス映画。
映画評

映画評『アトミック・ブロンド』ブロンド・ヘアをなびかせるイギリス情報局MI6の美しき女スパイ!シャーリーズ・セロンのバトル・シーンは必見!

ベルリンの壁崩壊直前のベルリンを舞台に、MI6のスーパーエージェント・ローレンがブロンド・ヘアをたなびかせ、敵か味方か、嘘か真実かのギリギリのスパイ合戦にアタックする。 主人公を演じるローレン役には、『マッド・マックス 怒りのデスロード』(2012年)で男前の女傑を演じたシャーリーズ・セロン。
映画評

映画評『ショーシャンクの空に』無実を訴えるも殺人罪で終身刑にされた男の不屈の精神と、その友人になる囚人の絆を描いた傑作ヒューマン・ドラマ!

スティーヴン・キングの中編小説『刑務所のリタ・ヘイワース』を原作に、フランク・ダラボンが自身初の監督・脚本を務めた傑作ヒューマンドラマ。 無実の罪で投獄された主人公アンディが、意地でもその意思を貫き通す不屈の精神と、いっぽうで、刑務所内で友人となるアンディの理解者、レッドとの友情の絆をドラマティックに描いている。
映画評

映画評『スターリンの葬送狂騒曲』ソ連の独裁者スターリンの死によって巻き起こるみにくい権力闘争をシニカルでユーモアたっぷりに描くブラックコメディー

レーニンの死後、29年の長きにわたり恐怖でソ連を支配した男ヨシフ・スターリンの死から物語は始まり、そこから始まる幹部たちの権力闘争が、皮肉たっぷりに描かれる。 映画はいかにも英国人が好みそうなブラックユーモアに満ちているが、原作はフランスのグラフィック・ノベル。
映画評

映画評『007/ダイ・アナザー・デイ』シリーズ第20作、ピアース・ブロスナン最後のジェームズ・ボンド

『007/ダイ・アナザー・デイ』は、『007シリーズ』の20作目にして、シリーズ40周年記念のダブルアニバーサリー作だ。 そしてピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品でもある。
映画評

映画評『山猫は眠らない3 決別の照準』伝説の狙撃手ベケットに下った新たなミッション、それは悪に堕ちたかつての戦友の抹殺!

今回のベケットの任務地は、かつての因縁の土地ベトナム。 そして標的は親友でもあり、命の恩人でもあった戦友。 だがその戦友は麻薬組織のボスに悪堕ちしていた。 軍から受けた抹殺命令を守るのか、それとも戦友との絆か、ベケットに究極の選択が迫られる。
映画評

映画評『山猫は眠らない2 狙撃手の掟』“山猫”11年ぶりに復活!伝説の狙撃手が赴くはバルカン半島、プロVSプロの壮絶な死闘の行方は?

前作『山猫は眠らない』から11年の時を経て、“山猫”トーマス・ベケットが帰ってきた。 今度の舞台は紛争地帯バルカン半島。 前作の山岳地帯とはうって変わって市街地でのスナイプ合戦が繰り広げられる。
映画評

映画評『ニコライとアレクサンドラ』ロシア・ロマノフ王朝最後の日々を、フランクリン・J・シャフナー監督が壮大なスケールで描く歴史スペクタクル!

原作はロバート・K・マッシーの『ニコライ二世とアレクサンドラ皇后 ロシア最後の皇帝一家の悲劇』で、ロマノフ王朝最後の皇子アレクセイの誕生から、ロシア革命によりロマノフ家が処刑されるその時までを活写。 歴史の教科書にも載る事件「日露戦争」や「血の日曜日事件」、「ロシア革命」を背景に、歴史の多いなうねりに飲み込まれるロマノフ家最後の皇帝ニコライ2世とその皇后アレクサンドラの人間ドラマを見ることができる。
映画評

映画評『コン・エアー』凶悪犯たちにハイジャックされた囚人専用護送機で孤立無援の戦いを挑む男の活躍を描く迫力のサスペンス・アクション!

元レンジャー隊員だが不慮の事件で囚人となってしまった運がない男、キャメロン・ポーにニコラス・ケイジ。 この不運だが正義感に満ちた主人公が、凶悪犯たちにハイジャックされた囚人専用護送機で、孤立無援の戦いを繰り広げることになる。 囚人護送機コン・エアーをハイジャックする囚人たちのリーダーは、悪役といえばこの人、ジョン・マルコヴィッチだ。