2020-09

映画評

映画評『助太刀屋助六』名匠岡本喜八監督による人情味あふれる痛快娯楽時代劇

他人の仇討の助太刀をなりわいとする男が、生き別れの父の死に遭遇し、初めて自分のために仇討ちに挑む姿を描く、岡本喜八監督の遺作となった痛快娯楽時代劇。 個性あふれる演出で知られる岡本喜八が、名俳優たちに何の躊躇もなくドタバタ演じさせるのだが、そのなかでもやはり主役の真田広之がよく動く。
映画評

映画評『遠すぎた橋』実話をもとに第2次世界大戦の“マーケット・ガーデン作戦”の全貌を描く超大作

この映画はコーネリアス・ライアンの著作をもとに、実際に行われた“マーケット・ガーデン作戦”の全容をオールスターキャストの群像劇スタイルで描いた超大作映画である。
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映画評『ブライド・ウェポン』花嫁は地上最強の美女!壮絶ハネムーンのサスペンスアクション!

今作の主演はジーナ・カラーノ。 女子総合格闘技のフロンティアとして美貌と実力でこのジャンルを押し上げた功労者だ。 そしてカラーノは、スティーブン・ソダーバーグ監督に見いだされ、『エージェント・マロリー』で本格的に女優としてもデビュー。
映画評

映画評『ウインド・リバー』テイラー・シェリダン初監督の圧倒的な緊迫感と衝撃がみなぎるクライム・サスペンス

『ボーダーライン』(2015年)、『最後の追跡』(2016年)の脚本家テイラー・シェリダンが初監督をつとめ、全編を圧倒的な緊迫感と衝撃がみなぎるクライム・サスペンスが出来上がった。 雪原で発見されたひとりの少女の遺体から、次々と浮かび上がる手がかりと、そしてネイティブ・アメリカン保留地の背筋が寒くなる現実が描かれる。
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映画評『追想』ロマノフ王朝最後の皇女アナスタシア生存説をもとにした愛と陰謀の歴史ロマン

革命によりその幕を閉じたロマノフ王朝の最後の皇帝ニコライ二世の末娘アナスタシア皇女の生存説をもとにした歴史ロマンで、主演のイングリッド・バーグマンはこの作品で2度目のアカデミー賞主演女優賞を受賞した。(ちなみに彼女の初のアカデミー賞主演女優賞受賞は1944年の『ガス燈』、ジョージ・キューカー監督のサスペンス映画である)
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映画評『007/ユア・アイズ・オンリー』必見のスキーアクションほか見どころ満載のシリーズ12作!

ロジャー・ムーア主演、アクションシーン満載、正統派007シリーズの第12作目。 前作の『ムーンレイカー』(1979年)が時代の流行を受けてSF色が濃かったが、今回はしっかり地に足つけたアクションとサスペンスが盛りだくさんだ。
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映画評『オペラ座の怪人』アンドルー・ロイド・ウェーバーの大ヒットミュージカルを完全映画化!

原作:ガストン・ルルーの小説を、というより、アンドルー・ロイド・ウェーバーの大ヒットミュージカルを映画に完全移植したといったほうがいい2004年の映画。 怪人と歌姫の悲しくも美しい愛の物語を、名曲と共に描く。 ジョエル・シューマカー監督の映画ならではの絢爛豪華な映像も見どころ。
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映画評『キス&キル』愛しの彼は殺し屋?危機また危機のラブ・サスペンス・アクション・エンタテインメント!

旦那が元殺し屋で、そのせいで命を狙われることになる夫婦におとずれる危機また危機。 序盤の結婚までのシークエンスがやや冗長かと思われるが、ジェンとスペンサー、ふたりのキャラクターを説明するためには、たしかにこのくらいの描写が必要かもしれない。 コメディとしてもいろいろ周到な脚本で、ゲロネタから高度なエスプリまで、用意は万端といった感じでこれはビールを片手に笑いの沸点を下げての鑑賞が吉。
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映画評『ミッドナイト・イン・パリ』1920年代のパリにタイムスリップした作家志望の男と偉大な芸術家たちの遭遇をウディ・アレンがユーモラスに描く

作家、批評家、芸術家、絢爛の黄金時代である1920年代の花の都パリにタイムスリップしてしまった作家志望の男と、偉大な芸術家たちの遭遇を、鬼才ウディ・アレン監督・脚本で描いたロマンティック・コメディ。
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映画評『ガス燈』イングリッド・バーグマンがアカデミー賞主演女優賞を受賞したサイコ・サスペンス映画の古典的名作

『ガス燈』は、もともとパトリック・ハミルトンによる戯曲で、1940年(英国版)と1944年(米国版)の二回、映画化された。 今回のイングリッド・バーグマン主演は1944年版、ジョージ・キューカー監督のものだ。
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